ふたりで歌うってこと。 | ユノオンリ孵化伝

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きのうの


You Raise Me Up










素晴らしかったな。








あそこに

ユノの音楽に対する

真摯な姿勢が全て詰まってた気がした。









作った人への敬意。

演奏してくれてる方々への敬意。

そして

ソプラノの方への敬意。




それらが

観客への敬意に繋がってく。












目からウロコだったのは

転調した後

ユノは歌うのを一部控えるんだ。






ジャンルも発声法もちがうソプラノの方の声を

自分の声を張ってしまえばかき消してしまうって

判断なんだろうな。





何度か

敢えて一部歌わずに

そしてさりげなくフェイドインして

自然に自分のメロディのパートへ繋げてた。








なんて素敵なんだろう。

プロだから じゃないな。



プロ歌手なら 

出だしの一拍目だけ歌わないなんて

プライドが許さないだろうけど



あの小さい会場で

マイクを通してユノが声を張れば

彼女のパートを覆ってしまう。

モニターは設置されてるとはいえ

専用ホールでもない屋外での

自分の耳と経験からの勘での英断。







あくまでもユノは

相手の方の声を浮かび上がらせつつ

自分の声量声質をコントロールして

心を揺さぶる一曲に完成させた。













これが



ふたりで歌うってこと。

















会場やイベント内容にあわせて。

その時

なにを求められているのか。

なにを観客に一番伝えなきゃいけないか。







それをも踏まえて

さらに実力をあげてきたユノは

心にあったかくしみわたる声と艶を増した頭声で

ほんとに素敵なひとときをプレゼントしてくれた。















自分だけ上手く聴かせたい、だけじゃダメなんだ。

自分だけ満足すればいい ってんじゃダメなんだ。








それは

アマチュアのすること。









違うな

それは




アマチュアでもわかること。