「実は・・・」母のこと | YUNHI My Room

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母が亡くなったことをお話したい方が6人いました

そのうち ご近所の方お2人には足止め前にお話できたのですが

あと4人 ずっと気になっていました

 

自粛生活解除になって2日目 

朝一で行ったのは 美容室

私は母と同じ美容室でして 36年通っています

当日担当してくれたのは 母の担当だった方で

わぁ やってもらっている間に 母のことを聞かれたらどうしよう ドキドキ

元々 話しかけられるのは好きじゃないのですが

きっと この日は話しかけないでオーラが出ていたんだと思う

終わってお会計の時に

「〇〇さ~ん 実は母亡くなりまして...」

「えっ!」

「いつも担当していただいていたので お話しなくちゃ って思っていたんですけど

 やってる時に聞かれたらどうしよう って ずっとドキドキしてました」

「いや~実は聞こうかなって 何度か思ったんですけど」

母は1~2ヶ月に1度通っていたので 間が空いていたので ね

気にしていただいていたみたいです

 

そこから 母(父も)のかかりつけ医だった先生のところに

午前中の診察終了間近かだったせいか あまり患者さんいなくてよかった

市の健康診断の結果をもらいにいかないまま逝ってしまったので

「母の健診の結果を聞きに来ました」というと 

「先生からお話があるのでお待ちください」

名前を呼ばれて 中に入ると 「最近物忘れとか はどうですか?」

「先生 実は 母亡くなりまして....」

「えっ!」「いつ?」

「6月28日です」

健康診断を受けたのは6月20日でした

「その時の結果は 今すぐどうこう言う数字じゃないよ」

「いやぁ びっくりだなぁ」

こちらも36年 父と母とお世話になりました

コロナの時は予約するまでもなくリストに入れていただけて

かかりつけ医って いいなぁ と思ったものでした

 

あとは残るお二人

お隣のSさん

夕方お雨戸を閉めに行った時何度かピンポンしたんですがタイミング合わず

この日は やっと「はい」とお返事があって ほっ

「実は 母 亡くなりまして....」

「えっ!」・・・「お参りにいかせてください」

「いやあ 最近雨戸が開かないこともあって 気になっていたんです」

と 涙ぐんでいただき 恐縮

 

あと1人 

とりあえず行ってみようと向かったのは整骨院の先生

こちらも父ともどもお世話になった先生

タイミングよくて 患者さんがいなかったので

「先生 実は 母亡くなりまして・・・」

「えっ!」

3月に骨折した時は私に連絡がつかなくて奥様が病院に連れていってくれたのでした

「本当にあの時はお世話になりました

 奥様にもよろしくお伝えください」

 

やっと6人全員に母のことを伝えることができて 

まさに「肩の荷が下りた」感じでした

この日は実に9691歩歩きました

 

 

お隣のSさんは翌日 ご夫婦でお参りに来てくださいました

「お別れができてよかった」と言ってくれました

ご近所の方も2人 一緒にお参りにきてくださいました

「主人とも話したんだけど いい方だったね」と言ってくれました

どちらも 10分ほど 母や父のことをお話しして帰られました

最近姿を見ないので どうしたかしら って 気にしてくださっていて

ああ一人暮らしだったけど 周りの方の気遣いの中にいたんだなぁと

ありがたかったです

町会長さんへの連絡も お隣の方がしてくれました

「訃報まわしますか? やめますか?」と聞いてくれたので

「回さないで お願いします」

 

当面の間 朝晩雨戸の開け閉めにはくること

それでも空き家になるので 

何か気になることがあったら連絡お願いできますかと

会葬のお礼状の裏に電話番号を書いて渡しました

皆様 快く引き受けてくださいました

父と母と 今の場所に引っ越してきて36年

ご近所の方と いい関係でいてくれて本当に助かりました

 

 

 

足止め解除になった日 実家に行くと

鹿子百合が咲いていました

母が咲くのを楽しみにしていたので 遺影の前に飾りました

 

 

 

 

実は まだ 話していない所がありまして。。。

父の親族の方には 母の事 連絡していません

納骨が済んだら 「実は・・・」と 連絡しなくちゃ

この件は 納骨が済むまで 忘れることにします ^^;