「第三百三十六話」のちゃっきー先生の「施術リポート」からの学び・応用からの臨床報告です。
<回答>
REN空術師のメンバー同士がここで「学び合う」。理想的な展開です。

 
 
20代 男性 会社員 スポ-ツマン
 
 
ソファ-に腰掛けながら、しきりに左肩(僧帽筋?)に、指先を持っていき、すごく気にしている
 
問診 先週の日曜日、競技の指導中に、左肩にうっ!っとなる感じで、違和感が出て、
    時間が経過するにつれて、痛みに変わり口頭での指導に切り替える。
 
    だんだんに、首が回らなくなって来て、昨日(電話入れた 日)は
    気分が悪くなり昼食を吐きそうな感じに  そこで、これはやばいと感じ、予約
 
    仕事もかなりハ-ドで、毎日終電での帰宅、年間の有給1日も消化できていない
 
    今年、配属された同僚が、全然仕事をしない、やる気がない、この同僚には、かなり不満ある
<回答>
動診だけではなくて問診も丁寧にとって「ストレス」として対応しなければならないかもしれない要因をしっかりと聞き出してるね。
これは最近の「横須賀スタイル」だよね。
こういう「問診内容」が後でREN空術の大切な「施術対象」になる。
 
 
動診 首 前屈 ちょっと頭が下がる程度 後屈 ゆっくりではあるが可能  側屈も左右回旋 双方30度程度 
     
 
 
施術 座位から、心肺臓器捻転総合施術 (身体の状態チェック )
    特に、違和感を感じず。
 
    まず、新人に対するストレス L1 調和 ストレス消去 浄化x3x3  ほんのちょっと、前屈緩む 後屈は、かなり改善
    同じく、L1を入れるが、その後はちょっとの変化もない様子 再度入れるが、変化なし
 
    感覚器の目 耳からの、定触によるストレス消去 双方とも大きなストレスを訴えて来ない。
 
 
そうこうしている間に、
「先生 少し前から左顎が、痛くて歯科へ行ったんです 
親不知の影響かなと言われましたが、相当奥に あって、なかなか取れない場所にあるんです。」と
 
これは、顎から、左肩へ影響が出ているのかもと思い 顎の施術
(しばらく、顎関節への施術をしていなかったので、ちゃっきー先生の施術リポートを、思い浮かべながら施術)
<回答>
なるほど、ここで佐々木先生の先の「ちゃっきーリポート」が功を奏したんだね。
 
通常だったら、肩こり・首こりから、顎関節への流れですが、軸の修正頸椎から尾椎のブロック
 
まず、首7 肩7入れて動診 口を開くなり 

患者さん「あれ! 口が開きます!」
 
そこから、頸椎から尾椎ブロックを組んで動診 さらに、口が開くように 
患者さん「少し前まで、口を開くときに、ガコってなった感覚が正常に戻りました。」
<回答>
さすがにここまで「早い」ね。
すんなりと読んじゃうけど、凄く無駄なくストレートに施術が効いてるよ。
僕がやってもこうはうまくいかないよ。

こういうのが「ちゃっきーレポート」を読んで、「あ!!自分もやってみたい!」と言う気づきの気持ちが作り出す「場」なんだよ。

「第3」、触発された者がのびるんだよね。

 
頭蓋の軸修正から動診 
「ガコってな らずに、口が開きます バナナ食べられなかったんです。」
<回答>
患者さんの驚きが伝わる感想だよね。

 
まだ、痛みがあるので、左顎関節へ太極図を貼って 

動診 「痛くないです」
 
スポ-ツマンなので、 L1 左顎に「陰」 右顎に「陽」 頭蓋に「太極」と打って、左右バランスを整え、
全体にも、太極図を貼って調和
 
これで「左肩の張り」が連動してくれていればと思い、動診していただくが変化ない感じ
 
「まだ、診てあげるよ」の感覚で、患部へ定触6呼吸
(1もしくは3呼吸でもいいかと思ったが、足りない感じで)変わらず。
<回答>
ここ、僕なら自信満々で0.3か0.1の定触かなぁ(笑)。
施術の後半だから、「浮いて切れる症状」だけでも切っておくって「軽い気持ち」が大切なパートだよ。
「施術の各過程での力の入れ方」の問題だよ。「最初」「中盤」「後半」、施術の狙いとリズムは変えていく(笑)。
で、どうにもならないものは「どうにもしない」、それが「最速」の改善を産むよ。

ここで考えられる単純な洞察は「ふたつ」。
「根っこが別にある。」
「定触法の狙いがズレてる。」

当然それ以外もあるから、この過程から可能性を消して絞り込んでいく。
それが「ちゃっきーリポート」での私の<回答>だったよね。

 
 
痛み違和感の残像も考え、DLPFCと虚空へL、変化なし
<回答>
ここはDLPFCと「虚空」をコラボしちゃった?

もしコラボしたとするなら、少し違うかも。
ここではDLPFCと「虚空」を別々に試すべきだよ。
施術のベクトルが微妙にずれる。。。

DLPFCは「症状の虚像」を追う技術。
で、「虚空」は「症状の存在領域」を追う技術。
ここの意味、考えてね。「狙い」がぶつかるの分かるよね(笑)。
使うとするなら「単独」で別々に動診まで持っていく方がいいよ。
なら、このふたつが効かなくても「可能性」を絞り込める。

後、ここまで迫ったんなら「お得意」の「ストレス対応」をもう一度ここで角度を変えて入れてみてもよかったのかも。。。
ちゃんと最初に入れてるけど、心身が練れてくる施術の後半でもう一度「ストレス対応」するのも有効だったかも。



 
時間の経過へ、期待して施術終了
<回答>
顎の症状に短時間であれだけの改善が出ているので、時間の経過を信じて「時を待つ」のは賢明だと思うよ。
次につなげるための「潔さ」も大切だよね。
 
 
施術後、リポ-トを読み返したら「胸椎」の修正が抜けていましたが、結果オ-ライ
次回での患者さんに対する引出としてキ-プします。
<回答>
次回、肩が少しでも改善してたらきっと一気に進むよ。
気負わずに施術を楽しんで。

 
 
応用は・・・・  出来ていませんですが、頭蓋への軸修正です。
<回答>
側頭骨、後頭骨なんかも顎関節の「軸調整」の対象になるよね。
この患者さんの症状の場合も「後頭骨」「側頭骨」は面と軸で修正をかけてみればいいよ。
20秒あればできるよね。
で、あれこれしないで勇気をもって「動診」ね(笑)。症状を動かす前に「場を動かす」んだよ。
「瞬間が勝負」だよ。分かるね、コレも(笑)。

 
 
 
先生 研究会での先生施術 時間いただけますか?
宜しくお願いいたします。

横須賀 衛
<回答>
え。エルザが僕を診てくれるの?うれしいなぁ。

横須賀先生の施術受けるの、久しぶりです!!
来週の東京、とても楽しみにしています。
思いっきり「くたびれたカラダ」持っていくね♬

これからも「エルザ・リポート」をドンドンあげてきて。
RENの中で、いろんな意味でとても期待しています。




 
※本文青字REN空術の技術です。



 
「REN空術の施術・研修会」のお問い合わせは・・・
 
茨城県筑西市の
横須賀先生
「自然療法院 よこすか屋」 まで。