もう一週間前の「話」になってしまうのだが・・・
先週の日曜日から火曜日にかけて、2泊3日で恒例の「春のチビチビズ・キャンプ in 海山」へ出かけた。最近はウチのお姉ちゃん・4年生と息子・1年生、それに姪っ子3年生の「3匹」がゴールデンメンバーである。
夏に比べて春は何をする事もなく、ホントにのんびりとしたものである。
初日は、コテージにチェックインしてから去年の防波堤に釣りに出かけたが、車が入れないようにしてあってそこでの釣りはあえなく断念。
場所を変えてみたが30分ほど竿を出しただけで早々に諦めてキャンプ場に戻る事に。まぁ、釣り場だけの問題ではなくて、えてして春先は釣りは「不調」である。
キャンプ場に帰ってからは、場内を流れる清流でチビたちはパンツまで濡らして、髪の毛までベチョベチョになって、川で水遊び。。。
お姉ちゃんなんか「父ちゃん、泳いでもええ?」と聞いてくる始末。
大峰山から流れてくる清流で、夏でもそう長くは入っていられない水温である。この春先に・・・・・・・。チビチビズ・パワー、恐るべし!である。。。
「父ちゃ~~~ん!!!80数えてみぃ!後は全然冷たないでぇ~~~!!!」
川の中で、まるで勝ち誇ったように宣言するのはウチの御坊ちゃまである。姪っ子まで
「そうやで!そうやで!冷たいのは最初だけや。」
父ちゃん(おっちゃん)を誘っているのであろうが、ひとまずは「遠慮」しておく。
小一時間は冷たい川で、何が楽しいのか分からないような事をしながら3人で夢中になって遊んでいたが、日が傾き始めてやっとコテージに戻る気になってくれた。
二日目の昼からは、私達の他に2組来ていた「テント組」の家族も帰って、その後は広いキャンプ場が私達だけの「貸切」になった。
貸切の芝生広場で、持って行ったオモチャのバットとフワフワボールで、キャーキャー言いながらの野球大会。
春のキャンプ場ならではの「贅沢」なのかもしれない。
夜、誰もいないキャンプ場に4人で出てみる。電池式のランタンを3つコテージの前の道端に置いて明かりの場所を作って、そこでチビたちが縄跳びではしゃいでいる。
でも、光の外はホントに漆黒の闇である。遠くにセンターハウスの灯りは見えるが、そこまでは闇が覆っている。さっき、チビたちに灯りも持たせずにアイスクリームを買いに行かせたのだが、その闇を見て「お前ら、よくいって来れたなぁ~?」と聞く始末である。まぁ、こういう時には3人いるのが「心強い」のだろう。
僅かばかりだがカジカカエル(?)の鳴き声も遠くに聞こえる。昼間の川はすぐそこに流れているのだろうけど、瀬音だけが微かに聞こえて深い闇の中である。
確かに・・・こういうのもなかなか味わえない贅沢なのかもしれない。
翌日は、鳥羽水族館に廻って帰ってきた。
それなりに子どもたちの成長が感じられた3日間であった。
春休み最後の日曜日が終われば、週の初めから「一学年」進級した学校生活が始まる。この一年の成長の自覚を持って、新しい学年のスタートを切ってもらいたいものだと、「親」は勝手に思っているのだが、かつて自分たちもそうであったように、きっとチビたちの「新学年」は至って天真爛漫に始まるのである。