第4日目

一日ずつつけてきたブログだが、そろそろ体調的に限界のようで、

今回は二日間まとめて書く事に。

多分、こう言う事にもセカンドウインドはあるはずで、どこかでもっと「楽」になるのではないかと期待してはいるが、カラダはかなり「軽い」のだが、少し無理をすると結構な「ダルさ」が襲ってくる。

今日はもう少ししたらチビたちを連れて近くの神社まで散歩にでも出たいと考えているが、その時の調子次第・・・という事で。


先のブログでも書いたように私が「断食をする理由」としては、ひとつに施術家としての技量の向上を密かに狙っている部分がある。エネルギーワーク、つまり「気功法」などという得体の知れないものを生業にしていると、どうしてもその研鑽法としてこう言う事を選択していかざるを得ない。

つまり、「口から入るエネルギーを完全に断って、鼻から入るエネルギーの効率化を図る」。


で、昨日(三日目)に以前からしようと思って、出来ていなかった「断食法のやり方」というのをパソコンで引いてみた・・・。今さらという感はもちろんあるのだが、こんな私でも「世間一般のモノの考え方」を参考にして少しはそれに従ってみようと思っての事であったが。


かなり「ショックな内容」であった。

そのすべてと言っていいほどに、「絶食を否定」している。

で、もちろんそういうホームページだからみんな医学関係の資格者の、いわゆる先生方(権威)なのだろうが・・・。

「断食といっても全く食を断つわけではありません。」

その上、そのスタイルの断食で

「絶対に三日以上はやってはいけません。その場合は医師や専門家の指導のもとで行ってください。」


どのホームページもどちらかといえば、ダイエットを主体とするものであり、「一日断食」とか「半日断食」というものまである。

風潮から言えば、確かにそちらが正解なのかもしれない。


いくつかのホームページを周って、こういう内容に少なからずショックを受けた。

自分の「今している事」を頭から否定されただけでなく、偏屈である割には変にそういうところに敏感で「素直」な私は・・・

急に自分のしている事に「不安と恐怖」を感じ、特に一番ツライ三日目の動揺の中にいて、この断食を進める事に躊躇した。





でも・・・。である。

よくよく考えたら「スタート」が違う。


私は施術家として「自分のやりたい方向」で自由奔放に生きていくために、これを自ら選択している。つまり

「口からの『食物のエネルギー』を絞って、、鼻からの『呼吸のエネルギー』の効率を上げる」為には、絶対に口からのエネルギーを摂ってはイケないのだ。

実際、子供たちの朝食でミルクココアを作る時、いつもならココアを溶かすためにかき混ぜたスプーンを「ペロリッ」と舐めるのだが、断食中は絶対にその「一舐め」すらしない。

それをしたら「断食が破たんする」事を、感覚的に理解している。


それともうひとつ。

人として「飢える」事の辛さを・・・万分の一でも知る事。

先日、「よその国」の話だが・・・テレビで見たのだが二十歳そこそこの娘さんが、家もなく食べるものもなく取材の何ヶ月後にはその畑の中で死んでいた。という事。

涙が出た。

もちろん、その国家の大罪である事は間違いないが、そういう中枢に「罰」は当たらない。

「弱さ」の中にいるものだけに不当な「罰」が下される。

この理不尽さを・・・もう嘆く気分にもならない悲惨な話である。


人として単純に飢える「苦しみ」。その苦しみを「平和な日本」で敢えて行う事が、見方によればかえって「冒涜」であろうこともよく分かっているが。

とにかく「飢えてみる!」

そういう気分が押さえられない。


前回の失敗の後、躊躇していた断食を今始めた理由の、まぁこれも「ひとつ」かもしれない。




第5日目、午前。

昨日は身体のダルさと気分の悪さから、午後5時半には床に就いた。

布団に入って2時間近くたっても身体が温まらない・・・。酷く冷えて、布団の中で震えている。

嘔吐感と胃の不快感、それに加えて腹部と下腹部がシクシクとズキズキの間で痛み出す。かなり辛い。

半分寝ながら夢の中でも自分で定触法をしていて、気づくと実際に定触法をしていた。

昨日は入浴もしていない。これは私にとってはとても「異常」な事。

中学生ぐらいから、インフルエンザで9度を超える熱が出ていても絶対に入浴だけは欠かしたことがない。これまでの一生の中で幼児のころを除いて、自分が一日たりとも入浴しなかったという記憶に思い当らない。それ程、ダルさと気分の悪さが酷かった。


で、午前4時ごろから夜行性の妻が何度もトイレに駆け込む気配。最初はそんなに気にも留めなかったが、よく聞いていると吐いている様子。

あまりにも頻繁にトイレに駆け込むので、ツライ身体を起こして渋々様子を見に行くと・・・。

居間で体育座りをして、うつろな感じ。聞くと・・・「食べ物に当たったみたい。」との事。


一瞬、チビたちは大丈夫か?と、思ったが自分一人で夜食に食べたお正月の残りの「数の子」がどうにも悪かったらしい。

「まぁ、少し診てやるからもう床に入れ。」で、5時~5時半まで施術。

途中で、眠たさも手伝ってかスヤスヤ眠りだす。その表情を見て「まぁ、大丈夫かな。」で、自分も床につく。

朝まで自分は上記の症状で寝たか寝てないか分からないような状態。


でも、10時前に起きだした時には「身体が温かい」。

で、少しは胃と腹部・下腹部の状態も治まっている感じ。それと同時に「空腹感」や「飢え」の感覚がとても穏やかだ。

部屋にこもる事をやめて、まだ寝ている妻は置いておいてチビたちとテレビを見るが「紀行番組」で美味しい料理を食べているところを見ても、別段「空腹感」や「飢え」を触発される事もない。


で、昨日はできなかった神棚・荒神さん・仏壇のお水とお花を換えて仏壇で20分ほどの日課の読経を行う。


それから正月一日に娘が捕まえてきたカマキリに餌と水をやったのだが・・・。こういう「細かい」作業がキツイ。少し気分が悪くなる。ここからはおとなしく部屋にこもる事にする。