土曜日は5時半起きで、迎えに来てもらうあらき会長を待ちます。

いつもはなかなか起きてはこないさくら組さんまで、気合入れて6時には起きてきました。

チビたちもとても楽しみにしていたイベントですから、俄然テンションが高まって、お姉ちゃんの3年生は・・

「荒木さん、まだこうへんなぁ~。」とワクワク短気モードが全開です。


家へ上がってもらって、少しコーヒーで休憩してもらってから荷物を積み込んでもう一人の参加者、Yさんを迎えに豊中方面へ。

待ちあわせの駅でYさんと落ち合ってから、一路目的地の福井県のAキャンプ場へ。


途中の宝塚でのいつもの渋滞が気がかりでしたが、30分ほどでうまく抜けました。

サービスエリアで、朝食兼昼食をとり、再度ゆったりと出発。

地道に降りてから、釣り餌と情報を仕入れて・・・キャンプ場に入るには時間的にはまだ早いので、どこか竿を出せるところで「軽く腕慣らし」を・・・と、いうことで釣り場所を探して、車で色々と移動。

車も止めれて、トイレもあるという事でそこを釣り場に決めて、あらき会長とYさんは投げ釣りを、私は3年生の為に延竿でオーソドックスな浮釣りを、それぞれ始めました。


浮釣りのほうは、一投めから小さいですがメバルが飛びついて来ました(笑)。幸先がいい、とのことで竿を3年生に渡して、私はもっぱらフォローに。

3年生もコチョコチョ竿を絞り込んで、まぁ外道の類の小物たちにそれなりに「遊んで」もらっています。


投げ釣りの二人は、ちょっと苦戦気味です。潮の状態がよくないのか魚の活性はイマイチのようです。

「キスがかかれば・・・」なんて期待でのあらき会長でしたが、結局は外道の・・・「招かざる客」の方な連中ばかりが、しかも思い出したようにかかって来るだけです。


浮釣りの3年生も、喰いが渋ると段々退屈モードで、竿を私に渡してさくら組さんとそのあたりの散策(探検?)に夢中です。釣り人が釣り上げて、干上がってる魚で、まだ生きてる奴らを探しては海に返してやってます。

そう言うところは、変に「優しい」んですが・・・。


3時を過ぎて、そろそろキャンプ場へということで納竿に。

そこから10分ほどでキャンプ場へ。借りてるコテージに荷物だけ入れたら、すぐにバーベキューハウスで、お楽しみのバーベキューの用意へ。


バーベキューハウスからは眼下に海が見張らせて、用意しながらも日常の喧騒から離れてリラックスモードに浸れます(喜)。


あらき会長が前日から買い出しで仕入れてくれている様々な食材を、あらき会長の「指示」で順番通りに焼いていきます。

で、あらき会長は家からカセットコンロとフライパンまでもって来ていて、そっちでも「別口」でいろんな料理を始めています。会長、実はとても「マメすけ」なんです。


こう言ったイベントの段取りは、キャンプの計画から釣りの仕掛けのお世話から、バーベキューの料理まで・・・。

「癒し関連の出展」なんかでは、出展の登録から、ブースの仕様・備品・配布資料、出展参加者の申込みまで・・・。

で、荒木氏は俗称、「あらき会長」という通り名で通っています。


チビたちも、バーベキューを堪能していました。

去年は夕方からのバーベキュー中にタヌキたちの思わぬ訪問を受けて、結構「遊ばれて」いたんですが・・・。今回はその期待は裏切られました。

さくら組さんは実は怖がりで、去年の「凶暴タヌキ」の話を私から何度も聞かされています。

誰も言ってないのに、「ボクは今日は肝試しはやれへんねん。」「肝試しはやれへんねん。」と聞かれもしないのに繰り返しています。

季節が分かってないんです・・・。「夏のキャンプ」ならいざ知らず、こんなに肌寒くなって、モノ好きにも「肝試し」は普通ないだろう!?って、思うんですが・・・チビの発想は、分かりません。


サニタリーハウスのトイレに行くのも、しっかり私が「お供」です。

バーベキュー後は、車で20分ほど離れた「展望温泉」へ。

途中、野生のシカを数匹見て、車中軽い「興奮」状態に。

「特にあのおじいさんシカ・・・凄い怖かったなぁ~」・・・あらき会長。

「雑巾みたいなひげが顔中に生えてた・・・」・・・Yさん。

「もののけ姫のシカみたいやったなぁ~」・・・3年生。


チラッとしか見えなかった私には分からなかったんですが、それなりの様態だったようです。


温泉に入ってから、コテージに戻ってチビたちも一緒に「お菓子で2次会」。

3年生はあらき会長にトランプ・花札・エトセトラで、色々「構って」もらって、大満足と言う感じ。

さくら組さんはもっぱら「お菓子」担当。で、辛いポテトばかり食べて、「辛いッ~~~!!」と文句をいいながら「水」飲んで、また、食べて・・・「辛いッ~~~!」で、水飲んで・・・。見てる私だけでなくて、Yさんまで呆れてました。


結局午前0時を過ぎるまでワイワイガヤガヤやってました。



翌朝は7時まで寝てて、私はチビたちを連れてキャンプ場内を散歩。

あらき会長はその時既に「車ごと」消えてました。朝からしっかり今日の為の「買い出し」にで変えてもらってました(「マメすけ」さんですから・・・)。


で、コテージを出ようとという段になって、外は結構しっかりとした雨に・・・。

ガ~~~ン、今日はしっかり釣りして楽しむつもりだったのに・・・。3年生は「雨てもええやん。釣りしようや。」と意気込んでますが、そう言う訳にもいきません。


で、まずは予定していた「海釣り公園」に周ってみましたが、結構な雨です。その割には、駐車場にはほとんど満車状態で車が止まっています。私たち以外にも、こんなに「物好き」がいるという事です。


色々考えて、もう少し南に下がったほうが天気がいいのでは?と、いうことで車で少しさまようことに。

高浜方面に走って、綺麗な「道の駅」を見つけてそこで情報収集を。

ここでも「マメすけ」さんの会長が、早速「耳より情報」をゲット。


「いい情報を仕入れましたよ。2つほどあるんですが、釣り桟橋と防波堤があるらしいんですが、釣り桟橋のほうがここからは近くていいような感じです。まずは、そちらの様子を見に行きましょう。」

ということで、高浜駅ちかくの「釣り桟橋」へ。


駐車場もお手洗いも揃ってます。海の感じも日本海らしくてとてもいい雰囲気です。

今日はここで頑張ることに決定。

で、荷物を抱えて10分ほど歩いて釣り残橋の先端へ。


天気のせいもあるのか、私たち以外にはほとんど人がいません。

結構、桟橋が高くて海までの距離がしっかりあります。得意の延竿での浮釣りはあきらめざるを得ません。


少し重めのおもりをつけて、いわゆるブラクリ仕掛けに近い仕掛けを作って、海に第一投。

すぐに当たって、上がってきたのは・・・青いベラ。

う~~~ん・・・幸先いいのやら、悪いのやら???


結果から言うなら「後者」です。

昨日からやっぱり潮が悪いのか、天気のせいか・・・。今一つ魚の活性が低く、お盛んなのはクサフグやベラという「餌取り」の外道ばかりです。時折、グ~~~ンと竿を絞って、手のひらぐらいのカワハギや少し型のいいグレがかかるんですが、後が全然続きません。


あらき会長やYさんもサッパリのようです。チビたちは、時よりやって来て、少し竿を出してはさっていく「一見さん」を見つけては、なんだかんだとおしゃべりに出かけていきます。

「あの人ら、カニでタコ釣ってるでェ~。」みたいに、時折情報を仕入れては報告しに帰ってきます。


結局は午後4時前の餌切れまで粘ったんですが、ダメでした。

何といっても二日間で、アジとチャリコ(小ダイ)の姿を見なかったというのがこの時期にあっては少し意外な感じで当て外れです。


まぁ、釣りだけが今回のイベントの目的でもなかったから、いい「リラックス」が出来ました。

次回はもしできたら・・・なんですが、春あたりに「健康教室的」な講座をメインにした「お泊まり会」が出来れば、と言う話が会長との間で出ています。


まぁ、ニーズがあれば、それだけ現実味も上がって来ると思いますが、周りのみなさんの要望を聞きながら、チャンスがあればそういう「企画」を実施していきたいと思っています。