2024年5月13日にリリースされたLogic Pro 11は、音楽制作ソフトウェアの新たな進化を遂げました。
今回のアップデートには、AIを活用した画期的な機能が多数追加され、音楽制作のプロセスを大きく変える可能性があります。
ここでは、その中でも特に注目すべき機能を初心者でも分かりやすくを紹介します🧑‍🏫



セッションプレイヤー
Logic Pro 11では、セッションプレイヤーというAI駆動の仮想バックバンド機能が追加されました‼
これには、既存のドラマー機能に加えて、ベースプレイヤーとキーボードプレイヤーが含まれます。
これらのプレイヤーは、ユーザーのフィードバックに基づいてリアルタイムで演奏を調整することができます。



ドラマー: 既に多くのユーザーに愛用されているドラムパート生成機能がさらに強化されました。


ベースプレイヤー: 8種類の異なるベースプレイヤーから選べ、演奏の複雑さや強度を調整できます。また、100種類のベースループが用意されており、コードトラックと連動して演奏します。


キーボードプレイヤー: 4つの異なるスタイルがあり、シンプルなコードから複雑なコードボイシングまで対応します。スタジオピアノプラグインを使用することで、さらに詳細な音の調整が可能です




 コードトラック
コードトラックは、楽曲のコード進行を定義・編集する機能で、セッションプレイヤーがこの進行に従って演奏します。
これにより、楽曲制作の自由度が大幅に向上し、簡単にプロフェッショナルなサウンドを得ることができます。



ステムスプリッター
ステムスプリッターは、既存の音源をドラム、ベース、ボーカル、その他の楽器の4つのパートに分解する機能です。
これにより、過去の録音を再利用したり、新しいミックスを作成することが容易になります。
この機能は特にリミックスやリマスタリングに役立ちます



クロマグロウ
クロマグロウは、AIを駆使してトラックに温かみや存在感を加えるサチュレーションスタイルを提供します。
これにより、モダンでクリアなサウンドからヴィンテージな温かみのあるサウンドまで、幅広い音色を実現できます





具体例と活用
例えば、ポップスの曲作りにおいて、コードトラックで主要なコード進行を設定し、セッションプレイヤーを使ってベースラインとキーボードの伴奏を追加します。その後、ステムスプリッターを使ってボーカル部分を強調し、クロマグローで全体のサウンドに暖かみを加えるといった使い方ができます。



実際に使用しているアーティスト
Logic Proは多くのプロフェッショナルに愛用されています。
例えば、エレクトロニックミュージックのプロデューサーであるデッドマウス(deadmau5)、ポップスの巨匠であるビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)、映画音楽作曲家のハンス・ジマー(Hans Zimmer)、
エド・シーランやリアーナなどの著名なアーティストが愛用していることで知られています。
また、作曲家やプロデューサーにも広く支持されており、最新の機能を活用して創造性を発揮しています



Logic Pro 11は、AIを駆使した革新的な機能で、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応するツールとなっています。
新しい音楽制作の可能性をぜひ体験してみてください😘