自分の備忘録として ブログに残します。
【2019年5月 GW】
ゴールデンウィークに父母と我が家3人で
淡路島、徳島旅行に行き
ホテルに15時過ぎにチェックインした。
早めに着いたので 温泉に母と入ろうと
思った。♨️
母は、尿漏れ防止パンツ に
パットも付けていて
着替えも私がサポートしないと
ダメだった。
でも、母の入浴介助は週6回デイサービス
に行っていて、毎日お風呂にデイサービスで
入っていたので 旅行時のみ。
久しぶりに母と入浴だった。
前は「母さん 〇〇脱いでー」っと
言ったら脱いでくれていた。
「母さん、温泉行こう!」
「言っといで、言っといで」と父にも促され
「ゆなも一緒やったら行く」と母もいう。
泊まるホテルは、4-5回は行っていた。
大浴場の脱衣所も母と二人で1番乗りだった。
広々してて、まわりを気にせず
母のサポートができる。
「母さん、お風呂に入ろう!
服を脱ごう!」っと声をかけた。
7部丈の母のカットソーを脱がそうとしたら
「何するのよ!やめてよ」っと
すごい剣幕で母が怒った。
「お風呂に入るから服を脱ごう」
と言っても
「うるさい、知らんわ!
触らんといて!なんなのよ!」 と私の手をはらう。
(そっか…お風呂とか温泉がもうわからないのか)
と思い、
「お風呂で身体を洗おう!私みたいに
服を脱いで お風呂に入るねん」っと
言って 先に自分が全部脱いだ。
そうすれば わかってくれると思った。
でも、全くわかってくれなかった。
私は裸やし、脱衣所で逃げる母。
最悪。最悪。最悪。
「母さん、お風呂入ろう!
一緒に入ろう!」
そう言って 逃げる母の服を無理やり脱がした。
「やめてよー」「何するのよー」
そんなカオスな脱衣所に2人の
女性が入ってきて、さっと服を脱いで
温泉に入って行った。
母はそれを見て、
やっとここが脱衣所であることを
認識したようだった。
「母さん、あの人達も服を脱いで
温泉に入ったやろう!母さんも服を脱ごう!」
「うん…」
母はすんなり服を脱ぐようになった。
裸になった母の背中に私が
カットソーを無理やり脱がせた時についた
指の跡が赤く1本あった。
その傷を避けて、優しく背中や身体を
洗ってあげた。
温泉に行くと、決まって背中の洗いっこを
していた。
母さんに洗ってあげると
「気持ちいいわー、ありがとう。
次はゆなも洗ってあげる。」
それが母のセリフだった。
もう 言ってくれない。
母を全部洗って、自分は母をチラチラ見ながら
さっと洗い 入浴もすぐに出たがる母に合わせて
「あとでゆっくり 一人でもう一度入ろう」と
すぐに出る。
母の背中の赤い指跡。
虐待と言われてもおかしくない。
私は どうして うまく
サポートできないのだろう。
親孝行がしたくて
旅行に来たのに、
母の文句の一つも聞き流せず、
無理やり服を脱がせる娘。
最悪で未熟な自分が嫌になる。
あとで一人で入る温泉も
母が施設に入り 初めから
一人になった温泉も
やっぱり母を思い出し
どこか虚しく、寂しい。