グラナダは、1492年にレコンキスタが終わるまでイスラム世界の一部だった。
その象徴と言うべきアルハンブラ宮殿の他にも、町中色んな所にアラブ要素が残っていて面白い。
到着早々、アルバイシンと呼ばれるアラブ街を散策してみた。
アルバイシン入り口には、アラブ系の小物を売っている小さなお店が並んでいてそこそこ賑やか。
クッションカバーやスリッパなど、綺麗に並んでいると魅力的に見えてくる。
えー、このスリッパ、8ユーロ?高い!・・・と思ったりもするが、案外こういうものが日本のBALSなどに輸出され、3000円位で売られているのかもしれない。
賑やかなお店街を抜けると、そこは一気に寂しくなる。
誰もいない小道が続く。迷路のようになっていて、自分たちがどこにいるのか分からない。
超狭い坂道を、車がギリギリに走っていく。時には「絶対にこすらないと通れません」っていう道もあるが、そこでは皆迷わず車を擦りながら通過。
時折、家々の間からアルハンブラ宮殿の一部が見えたりする。それで大体の位置確認が出来る。
家の標識も、アルファベットとアラビア語の二種類で書かれている。ちょっと素敵。
しばらくこういう小道をブラブラと散歩して帰ったが、後から知った所によると、ここらへんはあまり治安がよろしくないらしい。。。ま、人いなかったもんね。。。
続きまして、アラブ式スパ、ハマムに行ってみる。
こちらのハマム、オフシーズンなのにも関わらずすごい人気。
お風呂のみで12ユーロ、マッサージ付きで25ユーロ位だったかな。
まず、水着になって、数種類のお風呂に順番に入る。
熱いお風呂→ぬるいお風呂→サウナ→冷水→ぬるいお風呂 だったかな。
水に浸かるのに疲れたら数カ所にある休憩コーナーで甘いお茶を飲みながら一息つくことが出来る。
お風呂内は、アルハンブラ宮殿のデザインを意識しているらしく、なかなかオシャレ。
日本の温泉とはもちろん比べ物にならないけれど、二年間湯船に浸からない生活をしているとこの程度のお風呂でもありがたく感じる。
で、ぬるいお風呂で順番待ちをし、10分間位のアロママッサージを受け、終了。
マッサージは可もなく不可もなく。
お風呂内は写真禁止だったので、待合室の写真を。
それなりに面白い体験でした。
でもオフシーズンでそこそこ混んでいたので、夏休みなどは人が多すぎて情緒もクソもないかもしれません;