2月2日、ミズーリ州セントルイスという所まで、LADY GAGAのコンサートを見に行った!!


特別に好きなアーティストでもなかったが、

「せっかくアメリカにいるのだからコンサートに行こう」

と、T氏のMBA後輩が提言してくれて、色々調べてくれたのだ。

後述するが、行って良かった。LADY GAGA、ものすごく魅力的なパフォーマーだった。



セントルイスはブルーミントンから車で4時間位の場所。

こういうアーチ型のモニュメントと、


yunのブルーミントン日記

バドワイザーの工場(会社名はAnheuser-Busch)
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で有名な町。


ついでなのでライブ前にバドワイザーの工場見学(試飲付きで無料)に行ってみた。



yunのブルーミントン日記 バドワイザー以外にもこんな沢山の銘柄が。
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工場見学には、何故か工場内で飼っているクライスデール種のお馬さん達と、
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yunのブルーミントン日記 やんちゃなダルメシアンの子犬見学も付いて来る・・・何故だろか(笑)じゃれついてきて可愛かったけど。


お待ちかね試飲タイムは、好きなドラフトビールから二種類飲める。

一種類あたり250ml位のグラスに並々注いでくれるし、スナックも無料でもらえるため、ちょっとした宴会が可能である。


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当然車でないと行けない立地。

出口に張ってたら警察はいくらでも飲酒運転を取り締まれるのに・・・という気もするが、絶対にそんな事はありえません。

地元一大企業様ですもの、見逃し対象なのでしょう(笑)


まぁ、アルコール耐性が強いアメリカ人にとってはグラス二杯のビール位どーって事はないだろうしね。



さて、夜になりまして。


お待ちかね、コンサート会場へ入場!!


元々アイススケートの試合会場。階段席の段差が大きく、チビでもとても見やすかった。



yunのブルーミントン日記 コンサートは7:30から。

我々が入場した6:45位にはこーんなにガラーンとしていた。


日本でもこういうコンサートってきちんと満員になるまで待つので大抵30分位は遅れるものだと思うが、

何と我々、一時間半も焦らされた!!
結局開始時刻は9時位。

アメリカってこんなもんなのかなぁ。


何はともあれ、GAGA様の登場!!


yunのブルーミントン日記 最初の曲、Born This Way

この曲もそうだが、GAGA様はゲイ、レズビアン、バイセクシュアルへの理解を呼びかけていることでも有名。

客層は、圧倒的に「ソッチ」と見られる男女がいっぱいいた。


GAGA様は衣装が派手という事でも知られているが、客の衣装もすごかった!!



yunのブルーミントン日記 こういうのがあちらにもこちらにも。

この人達は普通だが、いわゆるアメリカ流「巨デブ」系の人たちもハイレグのパンツに網タイツを履いていたり、はたまた「ソッチ系」の巨大な男性が同じ格好をしていたりするものだから、

コンサート開始前はT氏と

「今の見た?見た?」

と、目が点であった。


そう、

コンサートが始まる前までは。


コンサートは、アルバムBorn This Wayの曲を中心に、盛りだくさんの内容だった。

衣装や「お城」の舞台装置もいちいち面白い。

ほとんどが同性愛者だと思われるダンサー達もキレッキレの動きで美しく、

何と言ってもGAGAの歌唱力とダンス力、半端無い!!!

さらには驚愕のスタイルの良さ!!!

ちょっと前に「GAGA様、激太り??」とニュースになってしまっていたが、その片鱗も見られなかった。


GAGAは実は真面目に音大でピアノや歌を勉強してた人らしいですね。

「奇抜さ」が印象で先立ってしまうけれど、圧倒的な歌唱力にビックリでした。



yunのブルーミントン日記 会場も盛り上がる、盛り上がる。



yunのブルーミントン日記 エンディング。



途中のMCでは、5年前まで自分はウェイトレスだったエピソードなどを披露。

厳格なカトリックの家(彼女はイタリア系アメリカ人である。)に育ったため、最初は自分の音楽やスタイル、主張を親に理解してもらえなかった。


でも、しょうがないじゃない、私はBorn This Wayなんだから!!!


と、

宗教や同性愛等々、マイノリティであっても自分らしく夢を追いましょう!!

みたいな事を熱く語っていた。



はい、ここで読者さんの多くは「引いた」でしょう。

この熱さはきっとライブ会場にいなかった人々には分からないと思う。


でも、クッサイ事を語りまくってる当の本人が

舞台でお尻丸出しにしたり、過激な踊りのパフォーマンスをしたり、恥も外聞もないような事を堂々としてるもんだから、

何か本当に、


仰る通り、世の中なーんでもアリだな。


と、ストンと納得させられてしまうのだ。


私は元々「人は人。」と、同性愛に対して特に嫌悪感を抱かないタイプなのだが、きっと「アンチ同性愛、そういう人たちを見るのも嫌」というタイプであってもこのライブを体験すれば

何か・・・別にどーでもいいかもね。

と思うかもしれない。そういう人たちへ向ける嫌悪の目が少し和らぐかもしれない。


ストレートで、服装生き方その他も社会マジョリティに順応しちゃってる人間であっても訴えかけられるものが多いこのライブ。

ゲイやレズビアン達の熱狂っぷりは半端なかった。

アリーナ立ち見エリアなんてもう、GAGA様、神様、教祖様、である。
途中のファンサービスで舞台上に上げられる人達なんて皆即号泣。

トチ狂って自分の財布を舞台に投げ入れる人までいた(笑)


とにかく、コンサートが終わった後、出口に向かう途中で前述した様な奇抜な格好の人々に会っても、

「ま、別にどんな体型の人がどんな格好しててもいいんじゃない?」

と受け入れちゃってる自分に気づく。


GAGA様の奇抜パフォーマンスにはきっとショック療法的な(?)力があるのだろう。



LADY GAGA、 真の魅力はコンサートに行かないと分からない。