ドイツと言えばビールとソーセージでしょ!
というイメージですね。
そのイメージに忠実に、ドイツ各地でたんまりビールを飲み、ソーセージを食べてきました。
その他もちょいちょいイケてる食べ物に出会ったのでここで一気に紹介します!
フランクフルトのビールとシードル。フランクフルトはビールというよりもむしろシードルが人気名物なんだとか。
確かに地元の人はよくシードルを飲んでいたし、飲み物はシードルしか置いていない!という店もあったり。
シードルはリンゴのワイン。甘さはほとんどなく、酸っぱい感じかな。
ビールの泡をこんもりと盛るのはドイツ流。
理由は簡単、ビールの町だから。
いくつもビール屋をはしごしたのだが、ここが一番印象的だった。
ホーフブロイハウス。
ガイドブックにも、「大人数で騒ぐならここ」と書いてある通り、とても賑やかで楽しいお店だった。
広い店内は全て相席。長いテーブルに好き好きに座り、ウェイターさんを捕まえる形式。大音量での楽団演奏もあったのだが、何よりも地元民の声がめちゃくちゃデカかった!!
デカイおじさんやおばさんが一リットルジョッキを片手に、真っ白な肌を真っ赤に染めながらガハハと楽しく飲んでいる。
真面目なドイツ人のこういう姿を見ると何だか安心する(笑)
お湯に浸かって出てくるもので、とても柔らかく繊細。作ってすぐに食べないといけないものらしい。
これは今回食べたソーセージの中でナンバーワンの美味しさだったな。
一リットルジョッキを2つ持ってめちゃくちゃ嬉しそうです。
知り合って11年、彼のこんな嬉しそうな顔は見たことない・・・かもしれない。
最近仲間内では、「あいつはビールさえ与えておけばゴキゲンな奴だ」との評価を頂いております。
ソーセージ&ビールの組み合わせとしては、ニュルンベルグのこちらも素敵でした。
トゥーハービールと
「小指サイズの」ニュルンベルクソーセージ。ブナの木炭で焼くものらしい。小指サイズなので、どこの店でも「6本からオーダー可」となっている。
添えられたホワイトアスパラはドイツのどこででもメニューに見かけた。
ドレスデンでは、
ギネスブックに載っている、「世界一美味しい牛乳」を飲みに行く。
「モルケライ・プフント」というお店。さすがギネス掲載、観光バスも来ていた。
それぞれ1ユーロで、牛乳、バターミルクが飲める。真ん中はミルクのリキュール。ほんのり甘い。
これはっ!!!
間違いなく、「世界で一番美味しい牛乳」であった!!!
コクがあるのにサッパリ飲める。
牛乳を普段飲み慣れていない人でも美味しく飲めると思う味。
ドレスデン中心からはちょっとだけ離れた場所にあるのだが、もし近くに行く事があれば絶対にオススメしたい一軒であった。
ちなみにこの牛乳屋にあやかって隣のソフトクリーム屋も大繁盛しているのだが、こちらの味は普通(笑)
バウムクーヘン。
実はここが発祥地だったらしいんですね。
老舗のカフェで食べてみたケーキ型のバウムクーヘン。見た目は綺麗だったが・・・
やはり日本のバウムクーヘンにはかなわなかった!!!
日本で話題のバウムクーヘンと比べると生地が固い。そして日本のものの方が「ミルクの甘み」とか、そういう繊細な味が生きているような気がした。
さすが日本、必死で工夫しているのでしょうね。
ドレスデン風チーズケーキ。
この名前はよく聞くので、どんなものかと食べてみる。
・・・うーん。
全体的に甘さが足りない、そして甘さを足そうとしているのか、上部にグラニュー糖が振りかけてある・・・。
これもまた、「日本のドレスデン風チーズケーキ」の勝利であった。
ローテンブルクには、「中世犯罪博物館」を見に行った(笑)
アムステルダムに住む友人夫婦に勧められて。 その奥さん、フランス人形の様な可愛い顔をしつつ、
「私ね、拷問とか超好きなのっ!超面白いから行ってみて!」と興奮して私達に勧めてきた(笑)
町はこんなにかわいらしくのどかな感じ。
町の中心にある仕掛け時計、マイスタートルンクは毎日数回、歴史上の人物テイリー将軍とヌッシュ市長が現れ、市長がジョッキを飲み干す。どうやら昔、将軍に殺されそうになってた誰かを、「ジョッキのビールを一気飲み出来たら助けてあげてくれ」と市長が命乞い。無事に飲み干せたため、その人は救われた。
という伝説があるらしい。
ローテンブルクの名物はこのお菓子。
ソフトボール大のドーナツ生地を揚げ、チョコや粉砂糖などをかけたもの。
一口サイズを試しに食べてみたが、予想に反して美味しかった!
ドーナツ生地がサクサクしていて、まるでイタリアでカーニバルの季節に食べる「キアッケレ」というお菓子のような感じ。
甘さも程よく、素敵なお菓子でした。
ちなみに中世犯罪博物館。
中世の色んな拷問器具が展示されていた。
「人間の想像力って怖いなー」と思うようなものが沢山あったのだが、笑ってしまったのは
”Mask of shame”と表されていたもの。
ロバなどの動物や化物をかたどったお面で、罰としては
「それをかぶって広場の真ん中に二時間鎖で繋がれる」
といったようなもの。
何て間抜けなんでしょう 笑
ドイツではこの様に美味しいものも食べたが、日本人の共通認識としては、「食は大したことない」というもの。
まぁ、確かに大きく言えばソーセージとビール、って感じだ。
それでもこの夏休みの最初、アメリカからフランクフルトに降り立って適当な場所でソーセージ盛り合わせを食べ、
「やっぱヨーロッパは違うなー、食文化がちゃんとあるよねー」
と感動してしまった私達。
何て可哀想なのでしょう(笑)
アメリカに一年でも暮らしてしまうと例えドイツであってもその食文化に感動するようになってしまうのですね。