今回は絶滅危機品種、ガラパゴスゾウガメについて。


yunのブルーミントン日記

ガラパゴスに昔から生息しているゾウガメ。

寿命ななんと100年以上! ゆーっくり、ゆーっくりと生き続けるそうだ。


大航海時代に、長期船旅に備えてスペイン人やポルトガル人が乱獲した事から、絶滅の危機に晒された。

亀は上向きにして船の看板に転がしておくと、何も与えなくとも数ヶ月生きているらしく、長期船旅の船員達の貴重なタンパク源となったそうだ。


「遊びで殺していた」というわけではなく、当時の船旅は人間にとっても生きるか死ぬかの瀬戸際だったわけなので一方的に責めるわけにもいかないが、まぁ彼らのせいで一時期ガラパゴスからゾウガメはほぼ消滅してしまったのだ。


ちなみに、消滅したかと思われたガラパゴスから1971年、奇跡的に一頭のオスゾウガメが発見される。

それが、かの有名な「ロンサム・ジョージ」だ。

現在はサンタクルス島のダーウィン研究所にて手厚く保護されている。



「絶滅危機種」のイメージを持ってゾウガメ見学ツアーを開始した私達。

最初道端で見つけた一頭には、ものすごいテンションで駆け寄った。

「あ、いたっ!!!」

ってな感じで、カメラを構えてね。



yunのブルーミントン日記 最初に発見したのはこの子。まだ20歳位の、若い亀さんです。

みんなに注目されてキョドキョドしていた。



・・・が、道を進むにつれて、、、


亀だらけじゃないかっ!!!


という現実(笑)



yunのブルーミントン日記 あっちにも亀。こっちにも亀。

(ちなみに手前は15歳位の若い亀。後ろは90歳位の立派な亀。)



yunのブルーミントン日記 きゃー!!こーんなに亀!!笑


どうやらガラパゴスにおける亀保護は大成功を収めているようです。

良かったね、亀。




yunのブルーミントン日記 亀に興味津々のどこかの飼い犬。全然大きさが違います。



ある所に、ホンモノの亀の甲羅が置いてあった。

観光客が「亀体験」できる、というもの(笑)



yunのブルーミントン日記 T亀。 ま、こんな写真が取れるよ~っていうものです。

ちなみにこの甲羅、かなり重い!!試しに私も入ってみましたが甲羅は持ち上がらず、「潰れた亀」になってしまいました。



yunのブルーミントン日記 こちらは同じツアーに参加していた日本人のお兄ちゃんと妹。大学でアメフトをやっているというお兄ちゃん。高校生の妹を背中に乗せて軽々と「亀」を演じていました。さすがです。



yunのブルーミントン日記 ・・・そして思わず笑ってしまったのがこの西洋人。

気張りすぎて、ハゲ頭が真っピンクになってます(笑) 似合いすぎで写真に撮らずにはいられませんでした。




大きくて、ゆーっくりした動きの亀。

攻撃力は皆無で、敵が来たら甲羅の中にしばらく避難するだけ。

お陰で一時絶滅しかけたが、現在はまた同じように、ゆーっくりと生きている。


100年以上生きなきゃいけないんだもんね、ゆーっくりしてないと場が持たないよね。


何だか彼らには、「人間よ、何故そんなにいき急ぐのか」と問いかけられたような気がしました。