昨日は家族同伴で結婚式に参加してきました。
韓ドラにもよく出てくる’韓国の結婚式シーン’ですが、
なんと、わずか30分で式が終了してしまいます
しかも招待状も沢山の知人友人に配るので、当日まで誰が、何人くらいの同伴者を連れて
会場に来るのか分かりません
(一人分のご祝儀を払って、友達4人連れて来られるということもアリ)
私の結婚式は夫の地元の地方都市でやったので、私たち夫婦の友人よりも
名前も知らない’義父母の友人知人’の方が多いという、、、なんとも言えない式でした。
もちろん、芸能人やお金持ちの結婚式は日本のようにホテルでのフルコースでゆったりと
座って何時間も行られる招待客のみのスタイルですが、一般民衆は大体こういう超スピードで終わっていきます。
コロナの影響でお客が少ないかな?と思いきや!200名以上来ていました。
韓国ではまず結婚式の前に、お客は
新婦の待機室に顔を出して、記念写真を撮ります。
ここで’私、ちゃんと来ているよ~’とアピールできます
式は1時間ごとに別のカップルが会場を利用するので、
ギリギリにならないと、会場にも入れません。
大体、1日で4~5カップル式を挙げていきます。司会者や祝歌担当者は式の
5分前にリハーサルという感じで大忙しでスタンバイしています。
(でもこれでも何とかなってしまうのが韓国人の容量の良さ)
やっぱり女の子ですね。長女と次女は綺麗な新婦さんの姿にうっとり
それにひきかえ、1㎜の関心もない息子はずっと寝てました
(ご飯になったら起こしてねと言いながら)
30分で無事?超スピードで終了した結婚式。
その後は待ちに待ったランチです
式の前に受付でお祝いのお金と名簿作成をした交換に、人数分の食券をもらいます。
この食券はビュッフェの入場に必要なのですが、
ここで面白いのが、他の式場のお客さんと、ごちゃ混ぜな大きな食堂でのランチタイム。
韓国の結婚式で毎回不思議なのが、
’式が終わる前にすでにもうご飯を食べているお客がいること’
こういう風に、結婚式の時間に合わせて前後2時間ブッフェを利用できるので、
お腹が空いている人は式の前に食べてしまったり、
式の途中に堂々と出ていってご飯を食べ始めています。
このシステムは、私の日本の家族もかなりびっくりしてました
結婚式修了後、ドレスから韓国服に着替えて、
(洋式結婚式の後に大体、韓国風結婚式を隣の部屋で近い親族だけで15~20分行います)、
食堂に来てみたら’我が家のお客さんがどこにいるのか分からない’というごった返し状態。
新郎新婦はもちろん、親達も知り合いの顔を探しながら食堂をグルグル
さすがに最近は食券の色などをカップルごとに変えて、座ってもらう位置も’この辺りは
12時式のお客さんの席’のような感じで案内していました。
以前、韓国人の友人に、なぜこういった招待客を管理できないシステムの下で
結婚式をやるの?
と聞いたことがあります。その理由をこう説明されました。
’おそらく、ひと昔前までは(特に田舎では)結婚式の時くらいしかお腹いっぱいに食べることができなかった庶民が多かったから、新郎新婦のことをよく知らない村の人でも、通りすがりの人でも誰でも家に呼んでご馳走をふるまって、若い二人の結婚を祝ってもらうという配慮が互いにあった。
そういう田舎の村の文化が現在も、都会の式場であっても残っているのだろう。
誰が来るとか来ないとかよりも、沢山の人に前途を祝ってもらうことに意義を置いている’
とのことでした。
20代後半の若い新婚さんを見ながら、
’うちらも、ああいう初々しい時もあったよね’
’でもケンカも沢山したから、もうあの頃には戻りたくないね’
と夫と話しながら、懐かしい過去の思い出に浸りつつ、
子どもたちがこぼした目の前の食べ物を拾うのに忙しい、
リアルな15年目の夫婦でした。
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