術後4日目の朝…


この日も目覚めてからディルームへ移動。
朝食まで外を眺めてまったり過ごしていた。

※この日の天気も曇り空。
晴れた日って手術の日しかなかったかもしれません。


朝食後にN先生の回診。


N先生:
「血液検査の結果も順調ですね。
傷口も順調なので明日以降退院して
いいでしょう。」


待ちに待った退院許可!おねがい

入院生活の楽しみ方も分かってきた頃だった
けど、ようやく退院できる...照れ

早く復帰出来るように体力付けないと...

と病棟内散歩にも気合が入った。




そんな中....


そろそろお腹が空きはじめる夕方。


看護師がやってきた。


看護師:
「かずにぃさん、これを持って内分泌外科の
外来受付に行ってください。」

と、診察券を渡された。



こんな時間に何だろう...?


言われるがままトボトボと外来受付へ
歩いて向かう。


もうほとんど外来患者がおらず、
待合場所も閑散としていた。


外来受付で診察券を渡す。


程なくして診察室に呼ばれた。



診察室へ入るとそこにいたのはN先生。


N先生:
「急にお呼びだてして申し訳ございません。
これから声帯が機能しているか検査を
させてください。
手術で甲状腺を取るときに声を出す神経を
剥離しましたので、声帯がちゃんと動いている
か確認したいです。
鼻からカメラを入れて検査しますね。」




・・・




鼻からカメラ滝汗




そんな痛そうな検査・・・ゲロー




声帯見なくても、
低いけどちゃんと声出てますって...




今朝の回診の時に何も言っていなかった
じゃないですか・・・




先生…




ゲリラ検査は止めてくださいチーン





とはいえ、検査を受けないという選択肢はなく。

大人しく従うしかなかった。



N先生:
「まず鼻に麻酔をしますね。
少し辛いですが我慢してください」


と、針のない注射器で麻酔を鼻から注入。


麻酔
が鼻から喉に垂れてくる・・・
鼻の奥が詰まるような感じで
ちょっと痛い、しみる・・・


そして細長いカメラを鼻から挿入。


麻酔のおかげで痛みを感じることなく
スルスルと入っていた。


N先生:
「うん、声帯は問題なく動いてますね。
 これで検査終わりです。お疲れ様でした。」


終わってみればあっという間だが…
初体験だから、不意打ちはやめて…真顔


病室に戻って夕食の時間となりましたが、
麻酔が残っていてあまり美味しくなく…


こうして入院生活も終わろうとしていました。