年が明けて2020年。
いつもなら不摂生が過ぎる正月を送ってしまうのだが、今回の正月は手術を間近にして控え目な生活をしていた。
術後はどんな感じなんだろうか?
辛いかな?
痛いかな?
1日1日と近づいてくる手術に
段々と不安が強くなる。
お祝いムードを楽しめない正月となった。
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2週間後
弟君の手術前日。
携帯が鳴る。
父:「今日弟君が入院したから。明日正午から手術で4時間ほどで終わるって。手術が終わったら電話するから」
いよいよか…
無事に終われよ。
手術日当日になり
順調に進んでいれば夕方には手術は終わる予定。
ということは、いつもの時間の夜には電話が来るだろうと思っていたが、電話ががかかってきたのは翌日だった。
昨日電話なかったけど、どうしたの?
と聞くと、
病院から帰ってきたのが夜遅くなりそのまま寝てしまった。とのこと。
どうやら…
手術終了の予定時刻を過ぎても弟君は手術室から出てこなくて、ずっと待ってたらしい。
2時間くらいおきに看護師が「順調に進んでます」とだけ伝えに来ていたらしいが…
待っている方からすると、
状況がわからないから「順調に」と言われても不安だっただろう。
結局、正午から始まった手術が大幅に時間をオーバーして、8時間の手術となったとのこと。
手術時間が延びたのは、開けてみたら想像より転移が多く切っても切っても転移腫瘍があったかららしい。
弟君、よく頑張ったなあ。
その一週間後、次は自分の番だった。