ドクターが続ける


ドクター:「ちょっとこのキラキラが気になるなあ

(今思うと、砂粒状石灰化だったんだと思う)


ドクター:「甲状腺腫瘍の良性・悪性の診断には3つ方法があってね」



「1つ目は血液検査。ただし、これといった腫瘍マーカーにならないので参考程度かな」



2つ目は画像で見る」



3つ目は首に細い針を刺して細胞を取って検査する方法。この検査でほぼ確定となるね」



「大丈夫だと思うけど、詳しく検査しましょう。この後採血ね。あと、細胞を取るかはどうかはプロに見てもらおうかね」






プロ?



甲状腺の専門医の病院って

書いてあったのに



先生

プロじゃないの?



と、初対面なので聞ける訳もなく。




そして、採血をしてこの日の診察は終わった。




次の診察までの1週間、頭の中は癌のことでいっぱいだった。




ガンかも



ガンだとしたら余命は?



家族はどうなるの



子供が成人するのを見れないの?

(この時我が1人息子は小学校を卒業したばかりだった)



でもまだ決まったわけじゃない。



はっきりさせるには、細胞の検査



首に針刺すの?

痛いのヤダガーンガーンガーン



でも、先生プロじゃないって。



プロじゃなきゃ誤診の可能性もありえるってこと?



そもそもプロじゃない医者って

行く病院間違えた?




この頃、

ガンが確定してるわけでもないのに

頭の中がぐちゃぐちゃだった。




後で分かったことですが、このドクターは内科が専門で、プロ=外科の先生ということだったらしい。