私:「硬いって、、どういうことですか?」
ドクター:「ほら、ここ触ってみて。そのままツバ飲みこんで」
ゴクリ。
ホントだ、しこりがある![]()
今まで触っても全く分からなかったのに…
しかもこれ、1cmより全然大きくないか?![]()
ドクター:「ちょっとエコーで診てみようか」
診察台で横になった。
エコーの前に首に丁寧にジェルを塗る。
生暖かくて気持ち悪い…
ドクター:「うーん、これかなあ、これ良性だろうなー。あーこれかー」
ドクターが独り言を言いながら首を丁寧に診てくれた。
その間、私はドクターの独り言をドキドキしながら聞き、食い入るようにモニターを眺めていた。
ドクター:「はい、終わりましたよー。座ってください」
そう言いながらドクターは1枚の紙を出してきた。
そこには、甲状腺にできる腫瘍の種類と簡単な説明が書かれていた。
ドクター:「エコーで見た結果だけど、しこりはこれだと思う」
と言ってドクターは「腺腫瘍甲状腺腫」に丸をつけた。
ドクター:「これはね、良性の腫瘍。だからこれなら心配ないんだけど…」
だけど?
ドクター:「こっちの可能性もある」
と言って「甲状腺乳頭癌」に今度は三角をつけた。
ガンの可能性…?
まさか…
ネットではほとんどが
良性だって…
確率の少ない悪い方に
当たったってこと…?
というか、オレどうなるの?
見る見ると青ざめていった。