2004年12月26日にインド洋津波は起きて、その時私達はスリランカに滞在していた。というか、泊まろうと思っていたホテルが皆満室で、泊まれなく、居候していた友人宅に戻って来た。そこで、津波が起きた事を知る。泊まりたかったホテルは皆、津波に直撃された。前日に話していたマネージャーの一人は亡くなった。

日本から心配して、スリランカに連絡しようとしても、簡単では無かった。2004年には、ネットもスマホも無いに等しい。

友人宅で、会社の携帯で、何とか父と話せた。無事だし、多分予定通りの飛行機でアメリカへ帰ると言った。帰ったら電話するね、と言ってあったので、帰宅後電話すると、私が機上の間に、父は心筋梗塞で、帰らぬ人となった。 亡くなったのは、30日。私が電話したのは、日本では、1日だったかも。スリランカからの帰宅は、30時間以上かかるので。そしてもっとショックだったのは、年末のタイミングを逃さない様に、既に葬式から、荼毘全て終了したと母が、伝えた。

それから、もう19年。国際経営コンサルタントで、特にイギリス文化が好きだった父は、スリランカの紅茶が気に入っていた。後に、孫がイギリスで5年も過ごす事になったのも縁。