これは知り合いの息子の話。娘が1歳上で、産まれた時から知っている子。両親はスリランカ人、クルネーガラ出身で、伝統重視の熱心な仏教徒。子供の頃から、まい晩寝る前に、両親礼拝し、読経するのが習慣になっていた。

アメリカに産まれ育ったけど、自分の目標も早く決め、真面目で勉強には力を入れていたのを知っている。弟は、発達障害があり、一生1人では生きて行けない。なので兄である彼は、既に自分がいずれ後見人になる自覚がある。

彼の両親がアメリカに移住した頃は、英語もあまり出来ないのに、生活費のためサブウェイの夜勤をしていた。父親は夫の指導で化学修士の勉強していた。

修士の後、大手製薬会社に就職して、実績を上げていった。

ともかく息子は、今年コーネルを卒業して、就職は、大手企業の研究所で、オファーはいきなり6けた115kドル。これって、やはりコーネルをもう16年も前卒業している私の息子の年給を超えている。

21歳で、1500万円で仕事初めて、一体どこまで上がっていくのか。そもそも彼は、医学部に行く予定だから、これはギャップイヤーの収入。

較べても仕方ないが、娘と意気込みが始めから違うと、20代になってこんなに格差ができるのだ。親の意気込みが足りなかったのか。解雇された娘は今は好きな事して楽しく過ごして、絶望してはいないので、それは良いけど、この子の話に刺激されて欲しい。今、就職したくないなら、博士号取る、と本人からはっきり言ってくるのを待っている。