大学に入学したのが2003年、15年後、息子はキャリアに結びついた学位を取り、学校と卒業した。はじめからやりたいことが分かっていたら、10年前から、仕事を始めただろうが、大学院で、修士まで勉強した後、いったん社会人に、そして、やりたいことが見つかり学校に入り直し、3年間、たぶん卒業生の中では、一番年長で、先日学位を授与された。今後は、カリフォルニア州で仕事をはじめ、独立できることを目指すだろう。この10年ぐらいはずっと自立はしていて、たまに緊急に援助はしたが、基本、応援するだけで、見守っていた。DPT卒業式は、結婚式場を借りて、屋外での式、屋内でのレセプションだった。卒業生たちが自身で資金集めして、家族、友人が招待された。大学そのものの学部、大学院合同卒業式は、その翌日、スポーツアリーナだった。

レセプションでは、初めて会う彼女の父母家族から計6人、我が家が4人で、賑やかにテーブルを囲んだ。息子は、既に家族付き合いがあり、頼りにされているようだった。今まで、週末カップルだったが、今後一緒に住むのだそうだ。いつも遠くにいる私にとっては、パートナーがいる方が安心だし、二人とも大人なのだし、自由にすればいいと思う。息子の住むフレズノでも、行き帰りに寄ったサンフランシスコでも、四か月ぶりに、楽しい家族の時間を過ごした。大学一年を無事終えて、心身ともに成長したと本人も自覚する娘は9月のイギリス出発まで、特に予定のない長い休暇に入っている。