こんにちは。
海老名のスクラップブッキング教室「アスタリスク*フラワー」のゆなちです。
さて昨日お話したカッターと定規のお話の続きです。
「カッターと定規を使っても真っ直ぐ切れない」ということって、苦手な人には結構あるあるなことだと思います。
私も元々そうだったんですが、製本教室で小口の化粧断ちをしていて、だんだんコツが分かってきました!
まず定規は、切りたい部分に合わせてキッチリ押さえます。
写真の通り、爪が白くなるくらい動かないように押さえてます。
この定規の位置が自分の希望通りの場所であるように、しっかり合わせてくださいね。
そして刃の側面を定規に当てる気持ちで切る!
カッターを持つ方の手は、定規を押さえる手ほど力は入れません。
カッターに力を入れてしまうのが、定規がズレていく最大の原因なのです。
力が入ってると定規が押されて、だんだん内側にズレていくか、変に外向きに力がかかって刃が定規に沿わなくなっていくかのどっちかです。
カッターの刃の横を定規に当てて、カッターの刃と紙が直角になるように切ります。
私は必ず上から下に切るようにしています。
横向きには切りません。
横方向に切りたいときは紙を回して、必ず上から下になるようにしています。
カッターの手に力を入れないためにも、刃は切れるように折って新しくしておく必要があるんですね。
力の入れ具合としては、それこそペーパー1枚が切れる程度の力で十分です。
2、3枚まとめて切ったり、チップボードを切ったりするときも、一度に力を込めて切ろうとするのではなく、ペーパー1枚分を切る力で、何度もなぞるように切っていくのが正解です。
製本家の人が分厚い本やメモ帳の化粧断ちを、定規と大きい工作用のカッターだけで地道にやっていっているのを見て、これぞ職人芸だな〜と感動したのを今でも覚えています(笑)
ちなみにカッターの持ち方。
フォークを裏向きに使う時と同じ感じで!
握りに力は入れません。
人差し指の押し付ける力で、全体の力を調節します。
慣れてくると、人差し指の感覚と切っている時の音で、切れてる切れてないとか、刃がもうダメとか、色々気づけるようになってくるはずです。
真似して切ってもらうと判ると思うんですが、意外と「ペーパーに対して直角に刃を当てる」というのが難しいんですよね。
これが出来てるか出来てないかって、チップボードを切るとすぐに判っちゃうんです。
ホームクラスではチップボードを切ってもらうことがないので大丈夫なんですが、ISA2級講座ではチップボードを切る機会が何度もあるので、その度に練習してもらってます。
それでもアスタリスク*フラワーで2級をとった先生方の中には、うまく出来ないからといっぱい自主練してくれた先生が何人もいます。
きちんと切れてると、それだけ作品の出来栄えが良くなるので、こういう地味なところからの積み重ねが大切なんだと私は思ってます(o^-')b
真っ直ぐペーパーを切るのなんて、ペーパートリマーで良いじゃないって意見もあるとは思うんですが、1ミリ以下の精度で位置を決めたい時(上の画像みたいに白い余白を均等にしたい時とか)や、髪の毛の筋ほどの切り残しや切り損じを直したい時は、私は断然カッター派。
柄の切り出しはハサミの方が得意なんですけどね(*^o^*)
ぜひカッターを使う時、ふと意識してみてくださいね♪