あんにょんニコニコ

今日は8月頭に公開された話題作、

映画「タクシー運転手」の

レビューをUPしたいと思いますおねがい

 

韓国で実際にあった実話を

もとにしている作品で

感動の涙が溢れる映画と

韓国で話題になりました爆笑

 

恥ずかしながら実際の事件を

知らなかった私ですが、

涙必須とのことなので

ハンカチ持参で映画館に行きましたランニング

 

映画のポスターはこちら下矢印

 

光州が舞台の映画ですが

方言はあまりなかったように思うので

(あえて言えばイントネーションくらい)

韓国語中級者でも全然大丈夫だと思います口笛

 

以下はネタバレありのレビューになりますので

日本では公開難しいとは思いますが

見る予定の方は見てから

チェックしてみてくださいラブ

 

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タクシー運転手の主人公

マンソプ(ソン・ガンホ)は

ソウルの個人タクシーの運転手でした車

 

ミンソプの妻は娘を出産して

すぐに亡くなってしまったため、

シングルファーザーとして 

貧しいながらも一生懸命に

娘を育てていましたうさぎクッキー

 

ある日外国人のお客さんを

乗せて光州(광주)に行って

通行禁止時間前に帰ってくれば

延滞していた家賃を全て

支払える位の大金10万ウォン

(今でいうと100万ウォン(10万円)以上)を

支払ってくれるという話を

食堂で耳にし、他の運転手から

仕事を奪い、外国人のお客さんを

タクシーに乗せることになりますびっくり

 

外国人のお客さんは

ドイツの記者・ピーター

(トーマス・クレチュイマン)カメラ

 

ミンソプは光州の状況を知らないまま

記者であるピーターを乗せて

光州に向かうことになりますキョロキョロ

 

 

光州の周辺は警察や軍人たちが

かなり厳重に検問を行っていました宇宙人くん

 

検問のため光州には行けないと

ピーターに伝えますが、

ピーターはなにがなんでも光州に行く、

行けないなら運賃もない

(No 光州, No money)と言い張りますガーン

 

なんとしてもタクシー代を

受け取らなくてはならない

ミンソプは機転をきかし

検問を潜り抜けることに成功、

なんとか光州に着くことが出来ましたおねがい

 

 

しかし光州はあちこちで

銃声が聞こえる非常事態に

陥っていました銃

光州の人たちも事態の把握が

あまり出来ておらず、

なぜ警察や軍人が自分達を

攻撃してるのか理解

出来ていないようでしたガーン

 

 

本当に危険だから早く

ソウルに帰ろうと

ミンソプはピーターを

なんとか説得しようとしますが、

ピーターは大学生のジェシク

(リュ・ジュニョル)とファン運転手

(ユ・ヘジン)の助けで取材を開始しますカメラ

 

 

 

しかし状況はどんどん深刻になっていき

(軍人たちが国民たちを銃で撃つなど

残虐な暴力・殺戮が日常化した状態に)

ミンソプは家に一人残してきた娘が

気になって仕方がなくなりますショボーン

 

その事実を知ったピーターは

ミンソプに一人ででも

ソウルに帰れと言いますびっくり

 

なのでミンソプは

全州まで出て娘に

今帰ると電話をし、

昼食をとることになりますが、

全州の人たちは隣の光州で

起こっていることを全く知らず、

むしろニュースでは暴徒たちのせいで

軍人や警察が亡くなったという

嘘のニュースを報道していましたプンプン

 

そんな状況にミンソプは耐えきれず

もう一度娘に「お客さんを

置いてきた」と電話し、

光州に行き、ピーターを

なんとしてでもソウルに

連れていこうとしますびっくり

 

 

理由はピーターが無事に韓国を出て

光州の状況を海外ニュースに

報道することこそ、

つまり真実を世間に知らせることが

この悪夢のような状況を

終わらす唯一の方法であると

確信したからでありました台風

 

 

ピーターとミンソプは

光州を脱出している最中に

山道で軍人たちに検問を受けますガーン

その時、ある軍人に正体がバレますが、

軍人は見なかったことにして

彼らを送り出してくれますラブ(実話)

 

ピーターはミンソプと共に

光州を出発することになりますが、

それを知った韓国情報員と軍人によって

二人は攻撃されることになりますえーん

 

 

しかしそれを知った光州の

タクシー運転手たちが

命がけで彼らを助けてくれ、

無事に二人はソウルに到着しますえーんえーん

 

 

しかし大きな問題、

出国が残っていました飛行機

金浦国際空港では

なにがなんでもピーターを

捕まえようと必死に

ピーターを探している状況でしたガーン

 

しかしピーターは

それを予想していたため、

明日の朝の東京行きの

飛行機を予約しつつ、

空港で直接夜の

東京行きの飛行機に変え、

韓国を無事出国することに

成功しますラブ

 

出国する当時、ピーターは

ミンソプが全力で

助けてくれたことに感動し、

必ずいつかまた会いたいと、

ミンソプの名前と電話番号を

教えてほしいと頼みますおねがい

 

しかしミンソプは万が一のことを考えたのか

「サボク(사복)」という嘘の名前と連絡先を

ピーターに教えますショボーン

(韓国は当時軍部統治だったため万が一

ピーターが軍人たちに捕まってしまった場合

ミンソプも共犯として軍人たちに

捕まってしまう可能性が高い状況でした)

 

その後ピーターは日本に渡り

無事に光州の事件を

全世界に向けて報道しました爆笑

 

ピーターは亡くなる瞬間まで

「サボク」という名前の

タクシー運転手を探していましたが、

彼らの再会は果たされないまま

ピーターは2016年に亡くなり、

彼の遺言通り彼の髪の毛と

爪は光州に埋められましたえーん

 

この映画は実話を

元に制作されており、

1980年度光州で起きた

事件を映画化していますキョロキョロ

 

 

 

 

エピソードとしては

一つはソン・ガンホが

この映画の出演依頼を

最初は断っていたということキョロキョロ

 

その理由は故・盧武鉉前大統領の実話を

元に制作された映画「弁護人」の

主人公役で有名になったために、

朴槿恵前大統領の文化芸能人

ブラックリストに掲載され

苦労したという経験があったために、

政治的問題を題材にした映画は

二度と出演しないと心に誓っていたそうですキョロキョロ

 

またドイツ記者役の

トーマス・クレチュイマンが

劇中で使用していたサングラスは

モデルになった

故ウィルゲン・ヒンツペーターが

実際に使っていた

サングラスであることも

話題になりましたサングラス

 

 

実話を元に作られているからか

リアリティーもありつつ、

本当に1980年に韓国ではこんなことが

あったのかと信じられない

気持ちもありましたが、

色々なことを考えさせられる

映画だったんではないかと思いますキョロキョロ

 

この映画は全体的に良かったんですが

ストーリーに緊張感や感動を与えるためか

オーバーなタクシー追突シーンを

いれてしまったのが残念でしたショボーン

(光州タクシー運転手たちが

命がけで助けてくれるシーン)

 

そのため☆一つ少なくした

★4つ評価としましたニコニコ

 

ちなみに号泣とまでは

いきませんでしたが、

涙が出るシーンもいくつか

ありましたのでハンカチ持参で

見ることをオススメいたします笑

 

予告編はこちらから

 

最後にここで韓国語キーポイント口座ガーベラ

この映画では

光州の人たちのセリフとして

こんなのがありましたニコニコ

“모르겄어라,우덜도우덜한테와그라는지…”

 

意訳すると

俺たちもなんで

こんな目に遭ってるのか

わからない…

という意味になりますニコニコ

 

解説

우덜=우리들

와=왜

그라다=그렇게 하다

 

こちらは方言ですので興味の

ある人はこれを気に覚えてみてくださいウインク

 

評価:★★★★☆