前回、認知特性の本を読んだ話をしたのでここからいろいろと考えていこうかなと思います。

完全に私の勝手な解釈です。

前記事

 

 

 

まず、認知特性には、

A.視覚優位者

①写真のように二次元で思考するタイプ

②空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ

 

B.言語優位者

③文字や文章を映像化してから思考するタイプ

④文字や文章を図式化してから思考するタイプ

 

C.聴覚優位者

⑤文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ

⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ

 

があるそうです。

この本の診断テストによると、私は視覚がとても強く、言語は普通、聴覚はめちゃくちゃ弱いです。この診断についてはかなり納得の結果です。

 

英語が話せるようになるという点では確実に聴覚優位者が有利なのではないかと思います。

いわゆる、耳が良い子ですよね。

現地校に通っていて、あの子はすぐに話せるようになったけど、うちの子は全然だわーみたいなことってありますよね。絶対この特性は関係あると思います。

 

結果論的には、こんなにも聴覚特性が低くても、現地校に3年通えば、それなりに英語を聞き取れるようになり、それなりに理解し、帰国後、英語のリスニングは得意にはなれます。日本のテストで点を取るという点では役に立つくらいのレベルまでは持っていけます。(それ以上の能力が得られるかというと微妙w)

 

別に耳が聞こえないわけでも人の言ってることが全く理解できないわけでもないので。

でも、英語環境に入ってはじめは聴覚優位者より困難な場面が多いのではないかと思います。言語優位者は文字からの処理が得意なので、文字を覚え始め、読書ができるようになってくると波に乗れるようになるのではないでしょうか。

 

ただ、視覚特性が強い子って、馴染みやすいんじゃにかなぁと思うんですよね。

目で見て他の人の行動を模倣する点は長けているのではないかと思うんです。

 

記憶の中をたどると、過去の私は必死に周りが何をしているのか見ている記憶が多く、誰が何をして何を書いているかという事に集中しています。そして、音は記憶の中にはありません。人の顔の表情なども一生懸命に見ていた記憶があります。

聴覚からの情報に弱いこともあり、視覚からの情報に思いっきり頼っていたのではないかと想像します。

 

 

単なる憶測ですが、

私はこの経験を経て、視覚特性を磨き、聴覚特性を捨てたのではないかと思えてしまうのです。私の認知特性のいびつさはなるべくしてなったのでは??と。

この本によると、特性の能力は伸ばせるそうです。

 

おそらく、もともと、視覚特性が強く聴覚は弱かったことでしょう。

ただ、弱い聴覚で意味不明な言語を聞くことで聞くことを放棄。その代りに視覚をフルで動員することでやり過ごしていたのでは?と思うのです。

 

人は得意なことを繰り返しますよね。

子どもも、認知特性によって行動に違いが見えるそうです。

視覚特性の子は図鑑や絵本を好んだり、聴覚特性の子は歌を歌ったりするのが好きなど、無意識にその特性をさらに伸ばしているのだと思います。

 

 

さて、うちの子供の話に移りますが、

上の子は私に似ていると感じることが多く、おそらく視覚と言語が強め。多分、視覚が強い。だからって聴覚がめちゃ弱いって感じもないです。

下の子は聴覚、言語が強めのような気がします。下の子はちょっと自信ないけど。

下の子は本当に何も見ていないと私は感じます。

好きなものだけは見つけるのがとっても早いですけどね。

 

上の子はやっぱりスマホなど目で見て真似して扱うことが上手ですが、下はいつになってもうまく操ることができません。テレビの操作はすべて上の子にやってもらっていますし、覚える気すらないという感じ。上の子は3歳位には私の真似してサクサク操作してYoutubeとか勝手に見てたんですけどね。下だから甘えているのかなと思ったのですが、この認知特性が関係するように思います。

 

そして、下の子は耳で聞いたものの覚えがとても速いです。

上の子の音楽会の歌とか、練習で車で聞いてると先に覚えてしまったりします。

そんな下の子、英語の覚えもとっても早かったです。

上の子は完全英語の現地幼稚園に通ってたことがあるのですが、全然英語が出ないなという感じでしたし、その後も英語の習得には本当に苦労していました。

たいして、下の子はバイリンガル幼稚園しか通ったことはなく上の子よりはるかにインプットが少ないはずなのにすらすら覚えてくるのです。

 

上の子が現地幼稚園を辞めたのは、まるで私のように苦労しているという事が決め手になり辞めたのですが、視覚優位者は、現地校での語学習得は苦労するのではと思います。

 

聴覚優位者は小さい頃の海外生活はもしかしたらそこまで苦にならない可能性があります。

小さい頃は耳からの情報がすべてですから、耳から情報を取りやすいとなると発達も早そうですね。海外では英語をすぐに覚え、帰国後は日本語もすぐに覚えるのではないでしょうか。

ただ、文字を書く段階になると英語と日本語どちらも苦労する可能性もありますよね。

 

言語優位者は文字を読めるようになると、英語習得はぐんと楽になるかもしれません。

日本語で読み書きできるようになってからの英語習得が最も効率がよさそうです。

 

じゃぁ、視覚優位者はどうなんでしょう?

正直、何のアイディアも浮かびませんw

周りの状況を適切に把握し、うまくふるまえるようになるのでしょうか。

なんか、言語習得から一番遠い能力の様な気がしてならないのですが、

無理して二言語やらないが正解でしょうか?

それか視覚的要素から、英語を覚えるコツの様なものがあるかもしれませんね。

 

ですが、海外生活は言語習得だけではないので、

海外で生活して見てきたもので学ぶことも多いはずですよね。

 

 

私は、結構、小さい頃に体験したものの一場面をよく覚えています。

帰国して20年後に母と、思い出巡りに行ったのですが、学校までの道のりは正確に覚えていたし、アメリカ駐在に帯同した際は、とても似ていたので、特に動じずに生活をはじめられたと思います。経験という点では何かの糧になっているのかもしれません。

 

 子供の特性を考えると海外生活、どういう方向性でいくか結構参考になるように思います。

もしかしたら言語特性がずば抜けてたりすると、二言語向いているかもしれませんね。