別れの季節ですねぇ。
3月に帰る人と、6月に帰る人多すぎません??
学校も終わったので、終わった瞬間にみんな帰国ラッシュです。
一時帰国もたくさんいますが、
本帰国の方もたくさんいますね。
お別れ会もいくつも出ました。
お別れ会って苦手です。得意な人はいないと思うけど。
なんて声を掛けたらいいかわからないんですよね。
特に悲しくもないし、感情が動かないんですよね。
なのにみんな素敵な言葉を残して帰国していくので本当にすごいなと毎度思うのです。
会える人はまたいつか会えるし、会いたい人はどこに住んでいようとも会えるし、会えない人はそれまで。といったドライな感情になります。
帰国する人に毎回、何を言うべきかわからなくなります。
私の理想のお別れ会は、お別れ会なしです。
いつも通り遊んで、いつも通りにバイバイして終わり。
記念品もお手紙もお礼の品もいらない。
ひっそりと去りたい。
けど、現実はそうもいかないんですよね。
サードカルチャーキッズ(TCK)というのは、親の都合で多文化間を行き来し、親の都合で別れを経験している子供を指すのですが、そこに書かれているATCK(大人になったTCK)の別れの特徴と酷似しています。
(というか、普通の感覚だと思ってたけど違うの?という思いもある)
久々にこの感情の行き場がなく、読み返すとぐっときて自分のやばさにハッとします。
私はこの本で書かれているように、何度も異文化移動をしたわけではないけれど、
異文化移動2回(行きと帰り)のほか、国内引っ越しも小学生までに2回経験しており、別れに関するデメリットを享受しているように思います。
抜粋
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友人や親戚と頻繁に別れを繰り返すため、他人を大切に思ったり必要とすることをやめていくのだ。悲しみを感じないようにと感情を抑えると、その副作用で何も感じなくなり、喜びを表すこともできなくなってしまうのだ。これは結婚生活において破滅的である。ATCKからの愛情表現がほとんどないのないため、配偶者は拒絶された気分になる....
そのようなATCKを親に持つ子供たちもかわいそうだ。ATCKが親になった時、子供を持つこと、子供の成長を温かく見守ること、一緒に遊ぶこと、本を読み聞かせすること、そうした喜びを表現することが出来ない親がいる。
子どもはATCKの親から愛情を存分に受け、認められることがないし、ATCK本人も人生で豊かな人間関係の一つを体験できずに終わってしまうのだ。
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私には実はあまり感情がない。あまり感情が動くことがない。
全くないわけではなく、動くこともあるけど、あんまない。
でもそれではいけないとわかっているので、毎回、喜ぶべきところでは喜ぶフリをし、
悲しむふりをする。これは中高大の10年かけて周りに合わせて培ってきた。
愛情とかよくわからないけど、子どもには愛している、大好きだよと言いまくり、
その感情を作り出そうとしている。
こうやって子育て本を読みまくって理論武装をしなければ、見失う。
子どもを愛していないわけではないけど、子育てをしながら見失いそうになる。
この感情のなさが、私には通常で、冷めた感じになってしまう。
正直、日本人でよかったと思う。
普段から愛情表現が少ない日本人的なところを隠れ蓑にできるから。
喜びを表現するのが多少下手くそでも、それでなぁなぁになるから。
アメリカとかの大げさな表現をする文化は正直キツイです。
それも私の中で、アメリカでは生きて行けないわぁと思う所以なのかもしれません。
その正体が、幼少期の度重なる別れが原因だったのだろうか。もともとなのだろうか。
子どもへの影響をちょっと考えてしまいます。
実際のところ、私にはあふれ出る愛情はないかもしれない。
抜粋
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しかし、いったんATCK自身がそのことに気づいて、過去に起きた人間関係のサイクルに対して健全に向き合えば、それを生かすことができることを私たちは見てきた。ATCKには人に語るべきことがたくさんある。その豊かな経験やそれまでに出会った多様な人々、また何年経とうと、どんなに離れていようと育むことのできる深い友情などだ。TCK一人ひとりが健全に移行の過程を乗り越えることができるようになれば、その関係が長く続こうが、そうでなかろうが、人とのふれあいに喜びを感じるようになる。
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読解力不足か、、
どうも文章が飲み込めません。
いったいどうすれば、健全に向き合うことができるのか。