著書は、数学者で大道芸人で12か国語が話せて日本に住んでいるハンガリー人のピーター・フランクルさん。
第一言語がハンガリー語の著者が初めて第二言語であるドイツ語を学んだのは6歳の時でした。しかし、彼のドイツ語は伸びなかったそうです。
彼のドイツ語が伸びたのは中3の時に、親の友人のドイツ語しか話せないオーストリア人との出会いがきっかけだったそうです。
人への興味から、ドイツ語に興味がわき、自ら進んで学び始めたことだったそう。
言語ってたかだかコミュニケーションと言われたりもしますが、
使わなければ忘れるし、必要なければ覚えられないし、言いたいことを全て表現しようと思えばかなりの時間を言語に割く必要があります。
また、日本語と英語の言語距離もあるので、日本人が英語を学ぼうと思うとやっぱり結構大変ですよね。
こっちで現地校に通っている子の英語の接触量を考えると、やっぱそのくらいやらないと話せるようにならないよねぇと考えたりもします。
そして、使わないと忘れる、言語は成長する(年齢に応じて必要な言語力が違う)ことを考えるとかなり大変な作業です。
この結構大変なことをこなすのに、必要なのは、やっぱり自ら学びたいという動機だと思うんです。やらされてできることじゃない。
よく、日本人は10年も英語を習うのに全然話せない。とかいうけど、
日本にいて英語が話せたらいい動機ってなくない?
だから話せないんだよと思うんです。
海外在住の子供たちが話せるのは必要だからですよね。
友達を作りたいからですよね。
海外在住でも、日本人とばかりつるんでると英語力が全然伸びないと言われるのは、
その欲求が足りないからですよね。友達もいるし必要性が薄いから。
本当に必要に迫られるか、自分で学びたい!と思って学ぶかが1番大事だと思います。
内からでるやる気。全ての勉強に言えることだけど。
子どもにとって日本での英語の必要性はほとんどない。
ただ高学年、中高だと維持することの意義やメリットを頭で考えることができるけど、
やっぱり低学年は難しいと思います。
純粋に英語が好きとかじゃないと。
帰国子女で英語を学んでる人の多くは必要だったから。別に英語で会話したいわけでもなければ、英語が好きでもないという人たくさんいるんだろうなと思ったりします。
英語を学ぶ動機付けが、海外にすんで、英語を習得するよりも大事だよなぁと思います。