マリー・アントワネット | イヌとスローライフ

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アントワネット限定版

マリー・アントワネットといえば、フランス革命前に民衆が貧困と食料難に陥った際に

  パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない~~♪

と言った事で有名なフランス王妃ですねー。
でも、これって本当は彼女の言葉じゃないって知ってました?
ルイ16世の叔母のヴィクトール王女の言葉だそうですよ。

アントワネットはオーストリアでは自由奔放に
愛情たっぷりに育てられて
フランスへ14歳の時に嫁いだそうです。
即位は18歳!
なんと、そんな若い時に…
遊びざかりで、親や兄妹のもとでもっともっと愛情を注がれたい年頃。
そんな時に、知らない土地に知らない男性との政略結婚。
悲しくて寂しいけど、愛情たっぷりの家族を作ろうと期待はしてたようです。

映画を観てると、彼女の明るさとか、華やかさ、
周りの人を虜にするような魅力が伝わってきて
とても共感できるような面もあって
今までのイメージがちょっと変わりました。

アントワネット通常版

子どもができず、寂しさを紛らわすように、
毎夜舞踏会や賭博にと遊び三昧。
メルシー伯爵が、国民の声や、情勢をマリーに伝えるんだけど
耳を貸そうとしない。
自分には関係ないと思っていたのか…
(ずっと宮殿の中にいちゃあ、麻痺するし、
外の事なんてわかんないよね)
ドレスや宝石や庭の飾りや、家具
どんどん金を浪費していく……。

もう少し、厳しく言ってくれる側近がいれば、
フランス革命は起きなかったんじゃないかな
と思わずにいられませんね。

マリーの魅力がたーっぷりに散りばめられた作品でした。
彼女はこんなに、可愛くて素敵な女性だったのよ、
みたいな監督の優しさを感じられる映画でした。
映画に出てくるドレスや靴、お菓子
すーっごく可愛くて、それだけで女の子心がやられちゃう。


マリー・アントワネット
監督・制作/ソフィア・コッポラ
出演/
キルステン・ダンスト(マリー・アントワネット)
ジェイソン・シュワルツマン(ルイ16世)
リップ・トーン(ルイ15世)
アーシア・アルジェント(デュ・バリー夫人)
マリアンヌ・フェイスフル(マリア・テレジア女帝)
スティーヴ・クーガン(メルシー伯爵)
ジェイミー・ドーナン(フェルゼン伯爵)
2007/USA