みなさん、こんにちは♪ Yumiです。
少しずつ春めいてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
私はここ数日、とても悲しい現実に心をいためながら過ごしています。
ウクライナとロシア。
当事者にしかわからないこと、感情、それぞれ違った歴史的事実。
本当に難しい問題です。
私には親友とも呼べるウクライナ人の友人がいます。
彼女とはヨーロッパで生活している時に出会い、
ランチに行ったりお互いの家に呼び合ったり。
とても仲良くしてもらっていました。
私のヨーロッパ生活に彩りを添えてくれたのは、間違いなく彼女でした。
彼女の旦那様は米企業のエンジニアで、ヨーロッパの国で現地採用で働いていました。
なぜ彼らが自国を離れて別の国に移り住んだかというと、
それはウクライナを離れたかったから。
ウクライナに住んでいる人の中にはロシアをよく思っていない人、そうでない人。
世代によっても、本当に様々な意見を持っている人たちが混在しているそう。
そして何より彼らの多くは母がウクライナ人、父がロシア人というハーフがとても多く存在します。
彼女も彼女の旦那様もそうです。
彼らはウクライナで生まれウクライナで育ち、ウクライナ人として誇りを持って生活をしていましたが、
やはりどうしてもロシアとの関係には頭を痛めているようでした。
西側に寄り、経済を発展させ豊かな生活を送りたい人たちと、
そうでなくこのままどんよりとした雲行きの中で生活していきたい人たちと、
街はいつも混沌としていると話していました。
女性に対する男性の態度もまた、今の時代にそぐわないものだと。
そんな旧ソ連の名残が抜けない場所から抜け出し、
平和で安全な国へとやってきた彼ら。
少し寒い国だったので、私はいつも寒くて、、
とか、
娯楽が少なくて、、
とか、
不満を漏らしがちだったのですが、
彼女の話を聞いてなんて贅沢モノなのか。
と自分を少し恥じました。
なんでもあるのが当たり前。
なんでも便利であるのが当たり前。
そんな日本にいたら当たり前、と認識していることが、
決してそうではないこと。
彼女が教えてくれました。
そして今、彼女と彼女の旦那様はウクライナにいます。
コロナによるパンデミックで昨年ウクライナに戻り、
あれよあれよという間に戦争に突入してしまいました。
戦争が始まる少し前に連絡をとったところ、
キエフにいて、家族がいるから離れられない。
と話していました。
彼らは簡単に出国できても、彼らの家族、祖母、母親たち(両家庭離婚されているので。)は簡単にはウクライナから出国できないのです。
これも悲しい現実ですが、
ウクライナの方々は限られたヨーロッパの国以外、ビザなしでは渡航ができません。
特に独身女性は出国するのにかなりの制限があるのです。
理由は、行ったっきり戻ってこない可能性が高い。とみなされてしまうから。
そしてビザが必要な国に女性が渡航する際、配偶者がいるなどの確実な証明がなければビザが下りることはほぼないそうです。
男性は別。
男性はあっさりとビザの許可が下りるそうです。
こうしたことも背景にあり、彼らは戦争が始まった日にようやくキエフを離れ、
そこから他国との国境近くまでノンストップで車を走らせました。
が、時すでに遅しでした。
国民総動員令が発令され、16歳〜60歳の男性は出国禁止に。
国境にたどり着いた時には旦那様は出国が認められない状態になっていました。
仕方なく国境を引き返し家族全員でウクライナに留まっていますが、ここから先は全くの未知。
もし旦那様が戦闘に行かなければいけなくなったら、、
と思うと、涙が溢れて止まりませんでした。
男性だけ国に残り、子供や女性は国境を越え安全な場所に行く。
その選択肢をとることを考えても、涙が止まりませんでした。
私が涙を流しても仕方がありませんが、
旦那様の前で不安な顔はできない、
と心を強く持っている親友を少しでもサポートしていきたい。
そう思っています。
私たちにできることは限られたことですが、
寄付をしたり、気持ちのはけ口になったり、いつだって思っているよ、という心を届けたり。
こんな時だからこそ、人の温かみを少しでも感じ取ってもらえたらと思っています。
今日は女性ホルモンとは全く関係のないブログになってしまいましたが、
ウクライナについて少しでも知っていただけたら嬉しいです。
一刻も早い収束を願って。。*
