婆ちゃんごめんね
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亡くなった婆ちゃんを思い出した。
『何も欲せず願わず黙って一日中椅子をゆすっている』
施設で車椅子に座り遠くを眺めてた婆ちゃん・・・・
突然、私に妹さんは元気かいな?
妹?・・・・・・誰のことを言ってるのか
私に妹はいない
えっ?って聞き返す私に
ほら、宝塚の・・・・・
私自身も忘れてた夫の妹です
昔は宝塚市に住んでました
古い話をよく覚えてることに驚いた
90歳超えた婆ちゃんの記憶力の凄さにビビった
古い記憶ほど覚えてるものなんですね
施設内で意地悪をする婆さんに『カツ』を入れるほどの
正義感ありあり婆ちゃんだった
車椅子の婆ちゃんは黙ってずーっと外を眺めてる
でも婆ちゃんの目線は川や樹々ではなく
車椅子に座った目線は部屋の窓からは空しか見えない
立ってる私は景色が良い
堤防を散歩する人、樹々の色も様々
太陽があたる川面はキラキラ~
遠くの遠くの空の向こうを見てたのかな~
初めて聞いた婆ちゃんの姪っ子が気がかりなようだった
その方は広島の方におられるようだが・・・どこの誰かも分からない
近くの施設にいたのにお見舞い全然行ってなかった
亡くなるとき臨終にも立ち会ってない
亡くなって数時間後に叔母から電話があった
生きてた最後に会ったのが何時だったのかさえ思い出せないまま
通夜の夜、葬儀会館に一人ぼっちでいた婆ちゃんと
最後のお別れを2人で一晩過ごした。
婆ちゃんには知的障害のある息子が一人残された私の叔父
一人の叔母関わらないでと言われてから
月命日も、盆正月もお彼岸も仏壇に参ることを止めた
菩提寺に行った時はこっそりお参りさせてもらってるけど・・・・
昨日は婆ちゃんの祥月命日の七回忌だったのだ。
そのことに今日気づいた・・・・