ねぇ、本当の景色を
ボクに見せてよ

左眼で見るセカイは
とてもモノクロームで
キミの笑顔も
黒く染まってく

飾りの右眼を見開いて
前髪越しに見た情景
色とりどり
幸せなセカイ

其処にはどうやって行けば良い?
ボクには手が届かなくて
キミはモノクロームのセカイで
ただ陰のように手を振った

硝子の右眼を見開いて
前髪越しに見た情景
色とりどり
幸せなセカイ

見えるはずないのに
見えるはずないのに
ボクには見えたんだ

どうして
右眼が痛むの?
どうして
右眼が悼むの?
ただの『ツクリモノ』なのに


見えないはずの景色
見えるはずの情景
そして
ボクは右側へ逃げていく