皆さんこんばんは😊
キラキラ中小企業診断士のyukoです✨
さて、一昨日から、認知科学コーチングの言葉についていくつかご説明しています✨
私が学ぶ認知科学コーチングは、NASAや米国国防総省、フォーチュン500社の62%が導入している、ルー・タイスが提唱したものです。
さらに、あのタイガーウッズやオリンピックメダリストも学んだのが、このルー・タイスのコーチング理論です。
今日ご紹介する単語は、「RAS」と「スコトーマ」です
早速見ていきましょう
RASとスコトーマとは
さて、みなさま、突然ですが、街中で何が自然と目に入ってきますか?
私はバッグに興味があるので、つい電車の中でも女性のバッグがどのブランドのか、可愛いかなどを見てしまいます。
このように、自分が注目しているものに自然と目が向き情報が入ってくるのがRASです。
人はそもそも、自律神経的に外部の情報を遮断しようというふうになっているんですね。
そうしないと情報って山のようにあるので、自分に関係ない情報とかも全部入ってきたら、
脳が処理できずに混乱してしまうのです。
で、特に何も設定しないと何の情報も入ってこない真っ暗闇なんですが、その中で一点にゴール設定をすると、そこだけ光が差したようにパッと見えるイメージです。そうすると、関係する情報がどんどんどんどん無意識で入ってきます。
それがRAS、英語でReticular Activating Systemといわれているものです。
RASとスコトーマのイメージ
もともとは、慣れ親しんだものにRASが働いていて、その部分だけが自然と目に入ってくるようになっているのですが、それ以外の情報は無意識では情報を拾えません。その見えない部分をスコトーマといいます。
スコトーマというのは眼科の用語では、盲点といいます。
例えば、皆さんが興味がないものってなんですか?
興味がなさすぎて、何に興味がなかったかもすぐ出てこないかもしれませんが、これもスコトーマです
例えば私は車に全く興味がないのですが、日常で車のことを考えることはまったくないです(笑)。
なので、どの車も同じ見えます。これが、私にとってのスコトーマですね。
そして、興味があることとないことを考えると、世の中では興味があることの方が極端に少ないので、
世の中はスコトーマだらけで多くの情報が遮断されています。
RASを発動させるために
RASが発動をするためには、先ほどお伝えしたようにゴール設定が必要で、
そのゴールに関係する分野に関しては、どんどん無意識で情報を収集することができます。
そのため、ゴール設定を意識的にすると、そのゴールに向かうために必要な情報が自然と入ってきて、
ゴールへおのずと努力なく近づいていく、というような素晴らしい機能が脳にはあります
さらに、そのゴールが日頃の延長線上(現状の内側)にあると、特に新しい情報が入ってこないので、
ゴール設定は敢えて現状の外、突拍子もないものに設定して初めて、新たなRASが発動することになります。
手を伸ばせば届きそうなゴールを設定しても、脳の動き的に何も変化はありません
さらに、RASが発動してスコトーマが外れるには、そのゴールに対して本人が責任感を持っている必要があります。
つまり、その設定したゴールを本当にやりたいかが大切です。
例えば組織で、上司や他の人から設定されたやらなければいけない目標があった場合、
自分の気持ちが本当に乗っていないと、RASが発動しません。
なので、ゴール達成の道筋もずっと見えないままです。
そのゴールを本当に達成したいと思えていないので当然ですよね。
重要なのは、本当に達成したいと本人が思えるようなゴール設定をする事です
組織で与えられたゴールにRASを発動させる
また、組織においては、例えばマネージャーに昇格し、
組織からは素晴らしいマネージャーになることを望まれていたとして、そもそも本人がマネージャーの自覚がないと
「素晴らしいマネージャーになる」というゴールがあってもRASが発動しづらくなります。
そのため、本人のそのゴールに対する責任感をまず湧くように働きかける必要があります。
例えば名刺に「マネージャー」の肩書を入れたりとか、マネージャーしか出られない会議に出席できるようにすると、
自分もマネージャーになったと実感もわき、ようやく「マネージャーとして頑張ろう」と思えるようになります。
そうして初めて、「よいマネージャーになる」というゴールに責任感が生まれます。
そのような儀式的な環境作りも、ゴール設定によってRASを発火させ、
スコトーマを外すためには必要なものなのです
RASとスコトーマについて、いかがでしたでしょう?
次回は、コンフォートゾーンのお話をしたいと思います😊