今日は、音楽の話。


月に一度、ピアノの先生方数人と集まって、この「バーナムテクニック」でピアノ演奏法を研究しています。


昨年冬、1巻から1グループ12曲を進めていき、私が住む岡山県のお隣り兵庫県のクラスでは、3巻に入りました。


いや〜、奥が深い!


毎回ですが、色んな弾き方、考え方があって、お互いの演奏を聴き合い、意見を述べ、頷き、笑う。

腕を使うと言っても、指の支えがないと、効果的な音が半分も出ないし、「音」と一言で言っても、そこには、「色」や「リズム」があって、拍から拍の間の処理の仕方でも、次々と音楽の流れが変わるのだから、不思議です。


だからと言って、完璧だ〜となっても、心がなびかない演奏もあるし、ちょっと音が抜けていたり、リズムが転んでいても、その人のイメージが伝わって納得する演奏もあります。

どこで良しとするか、悩みますね。


弾く曲から、疑問に思ったことを、皆んなで話し合ったり、タッチのこと、音楽的解釈の話にまで発展することもあります。


指使いの必要性についても、沢山の話が出来るし、

手の交差では、その腕の動きにまで意識が向かいます。


鍵盤の音域が広がってくると、身体の使い方も変わってきますから、

「今まで、そんなふうに弾いた事がない」

と、驚いておられる方も!


バーナムのいいところは、あるパターンだけを取り出して、そこにタイトルが付いているところ。

イメージしやすい♡

そして、それを音楽的に捉えやすく出来ています。


3巻までくると、1、2巻の必要性と理解度がグンと上がる。


最終的に演奏する人が、

「腑に落ちた」音を、納得した音を出せて

「これだ!」と感じる瞬間は、


『耳』を使っているんですよね。


聴こえた音が、自分に本当に返って来た時に、

今まで聴いたことがない音を聴く。でも、それが、

本当の音だって、分かる。

その瞬間の表情を見る時が、私の喜びです。