
私は苦手派
喋れるようになりたいと
思っていたが成績が悪かった。
文法が理解出来なかったのが
敗因だと思うが、得意になる
チャンスが巡って来ないまま
現在に至っている。
昔、英語も出来ないのに
海外旅行に行った事がある。
行き先はグァム。
居住民以外は日本人しかいない
国である(←嘘)。
税関では英語でのやり取りに
なるというので、
「さいとしーいんぐ」
「ふぁいぶでいず」
を暗記して行った。
税関でドキドキしながら色黒の
ミニ小錦風の係員に対峙したとき、
「ニッポンジン?」
と、カタカナ発音の日本語で聞かれた。
「はい」
と、生粋の日本語で答えると係員は
「カンコー?」
と、再度カタカナ発音で聞いてきたので
「はい」
と、やはり日本語で返答すると
それで終了だった。
私は「はい」×2で税関をクリアした。
忘れないように繰り返したあの言葉は
結局一度も使わなかった。
問題なく楽に入国できて
良かったのだろうが…
何かに負けたような気分に
なったのは何故なんだろうか?