手術中の痛みについて(2)
前述のとおり、手術中の麻酔は十分効いています。
ただ、麻酔の効かない痛みが、、、、あるのです。l
手術が始まる前、この手術の経験者である看護婦さんが
「脂肪を取り出すときに、少し引っ張られるような感じがしますけど、
心配しないで」と声をかけてくれました。
あまりに軽い調子だったので、ぜんぜん深刻に考えてませんでした。
そんなことより、切ったり縫ったりする痛みが心配でした。
でも、手術中に一番つらかったのは、この「引っ張られる痛み」でした。
目の玉の裏側を思い切り引っ張って、押している感覚です。
(なんとも、味わったことのない感覚)
「そんなに強く押したら、目の玉がつぶれるよぉ~」と
不安になるくらいに、強く押されます。
きっと私はとる脂肪の量が多く、目の玉の圧も高い、と
言われていたので人並み以上に、この感覚が強いのかもしれません。
「せんせ、目の玉の奥が引っ張られて、痛い。。。」と申告したら
「そこだけは、がまんして。目の裏に麻酔はできないからね」と
あっさり言われました。
まあ、当然ですよね。
鋭利な痛みではなく、だんだんとじわじわと強くなるひっぱり感覚なので
耐え難い、といっても、もちろん、耐えられます。
腹痛にたとえたら、下痢のときの刺すような痛みではなく、
軽い生理痛のときの、にぶく、どこともいえない奥のほうの痛み、
というところでしょうか?
時間にすれば、おそらく数分。
あれはどんな作用の痛みなんだろう、と今でも不思議です。