ドレスの日は、

 

なんとなく居心地がずっと悪くて、

 

みんなの中でも居場所のなさを感じていた。

 

 

結婚式以来のドレスアップは

 

テンションも上がったし楽しかった。

 

撮影も自然体で楽しめた。

 

だけど、どことなくソワソワして落ち着かない。

 

 

 

セミナールームへ移動してからは、

 

せっかく綺麗になって、

 

今日は楽しむ日!!のはずなのに、

 

なんだかみんなの輪に入りきれなくて、

 

右の会話に入ったり、左の会話に入ったり、

 

そんなことをやっていた。

 

 

そのうちに姉さんから指名されて

 

みんなが近況を話し始めたんだけど、

 

私は自分の番が来たら何話そう、、、何か話さなきゃと

 

ドギマギしたり、

 

透明人間のように気配を消したりしていた。

 

 

あーこれ、普段もやってるやつだなーと思いながら。

 

結局自分の番は来なくてホッとしている自分。

 

カエル塾に来てまで、一体何やってるんだろう。

 

本当に情けなくてガッカリする。

 

 

心の片隅に、いつもふっと沸いてくる

 

居場所のなさ。

 

フワフワして、いてもいなくてもいい私。

 

どうしようもない寂しさ。

 

 

 

翌日も、

 

そんなモヤモヤを抱えながらセミナールームへ向かった。

 

居場所がないように感じるのなら、自分から作ればいい!

 

もっと積極的にいこう!

 

それぐらいに意気込んでもいた。

 

 

 

この日は、前月からの振り返りの時間で、

 

数名のメンバーが姉さんに抱っこされ、

 

それぞれの感情を出していた。

 

 

私は誰かが声を上げて泣くのを聞いているのが苦手で、

 

その場にいるのがつらかった。

 

でもそれ以上に、

 

前の日から引きずっていた言いようのない寂しさ、

 

目の前で抱っこされるメンバーへの羨ましさ、

 

色々な感情がごちゃ混ぜになって、

 

振り返りどころではなくなってしまった。

 

 

その様子に気づいたさっちゃんが

 

「yumiiも行っておいで」と背中を押してくれ、

 

私も勇気を出して姉さんに抱っこをお願いした。

 

 

何十年ぶりだろう。

 

きっと子供のころ親にされて以来だ。

 

あたたかくて、安心で、

 

とにかく涙が出た。

 

ずっと味わっていたいと思った。

 

 

 

そして講義がすすむうちに、

 

私のこの居場所のない思いは

 

転勤族だった家庭環境からきていることがわかった。

 

 

「居場所は自分で作らなきゃいけない」

 

「みんなと仲良くならなきゃいけない」

 

そんなマイルールがあったことにも気づいた。

 

 

姉さんに「『ジプシークイーン』だね!それ書いといて」

 

と言われて、

 

まさにそれだーーー!!!と思った。

 

 

 

ひっくり返した私の新しいセルフイメージは、

 

花より男子の牧野つくし。

 

 

本能丸出しでも愛されて、逆境にめげなくて、

 

居場所があって、みんなの欲しいものをぜーーーーんぶかっさらっていく。

 

 

なんのとりえもなくて、ごくごく普通なのに選ばれるつくし。

 

シンデレラストーリー的なやつ、すっごくザワつく。

 

 

でもこれからは、つくしのテイで生きていくんだ。

 

本能丸出しって、思い当たるふしがありすぎ。

 

自分が一番禁止していたやつだし。

 

どうなってしまうんだろう。

 

怖いなぁ。。。。。