少女七竃と七人の可愛そうな大人/桜庭一樹 | 読書感想文的書評

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書評などと言えるものではございませぬ。

少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭 一樹
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図書館をフラフラしていたら生徒に勧められてしまったので、無碍にするわけにもいかず借りることとなった一冊。


どうせなら『私の男』が読みたかったのだが。




んー おでは駄目だ。



主人公の語り口が面白くて、いいキャラクターなんだけどね。


結局はおでの苦手な恋愛モノなんでしょうな。



物語をきれいに、美しく描こうとしている感じ。


それはそれでいいんだけど、「美しい」という言葉を使いすぎでしょう。


途中で、コレは女子が書いた話では?と思って調べてみたら、桜庭一樹って女子なんですな。


名前まぎらわしいわ。



うら若き16才の女子には「すごい好き!」な小説なんだろうけど、


うすら三十路の「お兄さん」でも「おっさん」でもない男子にはちょいとウケが悪いようです。





今日生徒と「おっさん」の定義について話していたんだけど、


僕はまだ「おっさん」でもないけど、「お兄さん」とも呼べないそうだ。



「じゃあなんて呼ぶんだ?」



「んー 30代はー えーと んー」


(。。。しばらく考え中)


「先生はセンセイですね」



なんじゃそれ。




高校生もアラサーも難しい年頃のようです。