- 少女七竈と七人の可愛そうな大人/桜庭 一樹
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
図書館をフラフラしていたら生徒に勧められてしまったので、無碍にするわけにもいかず借りることとなった一冊。
どうせなら『私の男』が読みたかったのだが。
んー おでは駄目だ。
主人公の語り口が面白くて、いいキャラクターなんだけどね。
結局はおでの苦手な恋愛モノなんでしょうな。
物語をきれいに、美しく描こうとしている感じ。
それはそれでいいんだけど、「美しい」という言葉を使いすぎでしょう。
途中で、コレは女子が書いた話では?と思って調べてみたら、桜庭一樹って女子なんですな。
名前まぎらわしいわ。
うら若き16才の女子には「すごい好き!」な小説なんだろうけど、
うすら三十路の「お兄さん」でも「おっさん」でもない男子にはちょいとウケが悪いようです。
今日生徒と「おっさん」の定義について話していたんだけど、
僕はまだ「おっさん」でもないけど、「お兄さん」とも呼べないそうだ。
「じゃあなんて呼ぶんだ?」
「んー 30代はー えーと んー」
(。。。しばらく考え中)
「先生はセンセイですね」
なんじゃそれ。
高校生もアラサーも難しい年頃のようです。