会社がなぜ消滅したか ―山一証券役員たちの背信― | 読書感想文的書評

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書評などと言えるものではございませぬ。





過去を知らなければ未来は語れない。



ということで金曜からこれを読んでたら、月曜にリーマン破綻のニュース。


偶然にしちゃ出来すぎ。




この本のタイトル見ても、フィクション好きな人は全く興味持たないと思うけど、これはすごい。


事実は小説よりも奇なり。


こんな言い方は旧山一の株主の方や社員の方には失礼だし、いけないのだけど、ひとつの物語としてメチャメチャ面白い。




破綻の105日前からのドキュメントストーリー。



【破綻まで○日】というカウントダウンをしながら物語は進んでいく。



【破綻まで105日】山一証券最後の社長となる野澤正平氏の社長就任から物語は始まる。



「社員は悪くありません、悪いのは我々です」



と記者会見で涙を流した野澤社長は、その3ヶ月前、損失隠しの事実を知らずに社長に就任した。




就任後に知らされた驚愕の事実。


破滅に向かっていく企業と、それを食い止めるための背信。




ちょっと登場人物の多い小説だと思って是非読んでください。





あ、冒頭に「過去を知らなければ未来は語れない」と書きましたが、男女の仲では過去の恋愛を知ってもうまくいきませんのでご注意を。