格闘する者に○ | 読書感想文的書評

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書評などと言えるものではございませぬ。

格闘する者に○/三浦しをん
格闘する者に○/三浦 しをん
¥500
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いまさっき読み終えたところ。


きのう買って夜中に読み始めたら、ハマった。

もう外は明るいし。


夜に読み始めるのは危険なのでオススメできません。
電車など外で読むのもニヤついてしまうので危険。


三浦しをんのことは全く知らなかったんだけど、世の中はすごい。

同世代でこんな文章を書く人がいるんですね。


語り口が古風なのだが、そこが今読むからユーモラス。

古いんだけど新しい。


内容は就職活動を始める女子大生の物語。


いま就職は売り手市場なんて言われてるけど、ちょうど僕の世代(おそらく三浦しをんも)はITバブル崩壊後の就職氷河期でみんな四苦八苦。


僕は特に大志も抱いていないうえに面倒臭がりなので、早々にろくでもない会社からもらった内定で手を打ってのんびり卒論を書いていたのだが、周りをみるとやはり氷河期とはいえ妥協せずに一生懸命に就職活動している人と、始めから諦めてニート予備軍になっている人、就活以前に卒業できない人と大体3タイプに別れていた。


そんなことを思い出しつつ読んでいて共感できる部分も多かったのだが、おもしろいのはそこではなく主人公可南子の妄想癖。


物語の語り手でもある彼女の愛すべきキャラクターと妄想がベストマッチ。


三浦しをんはおそらくこの主人公みたいな人だと僕は勝手に妄想して、是非友達になりたいと切望しているのである。