私「きっと誰かが『Think outside of the box』(型にはまらんとこ)言うて、スタジアムじゃなくて、街全体をスタジアムにしよう。世界一美しい街やねんから、って言うてんで」
ここからは想像。
「っつーか、反対にスタジアムは入らんとこ」
「けど選手の入場はどうするの?」
「セーヌ川をボートで下ったらエエやんか」
「ほんなら聖火の点灯は?」
「それも『Think outside of the box』や。聖火はスタジアムの中、という思い込みを捨てるねん。そうや!熱気球に点火したら?世界初の熱気球の有人飛行が行われたトゥイルリー庭園で点火するねん!」
と言うたかどうかは知らんけど。
内容もアバンギャルドというか、「トラディショナルなことだけはせんとこ。それがパリのエスプリや!」と盛り上がったんとちゃうか、という感じで…。
マリー・アントワネットの首が出て来たとこで、ヨーロッパの歴史好き次男は、
「ジャンヌ・ダルクはどうなったん?!」
と不満バリバリ。
土砂降りやし、ほとんど「なんやコレ」と肩透かしにあった思いで観てたら、こんなツイートを見つけた。
「この開会式の1番エエとこは、フランス人はヒトがどう思おうかなんか単にどうでもエエ、ということや。というか、ホンマは気に入らんといて欲しいねんで」
「100%そうや。変なヤツの集まりやけど、アイツらはそれを誇りに思ってるのがスゴイ」
ドンピシャやと次男と2人で大爆笑。
それを読んで、その反骨精神がルネッサンスを生んだんかも、という気すらしてきた。
ゴッホだってパリに移住してその才能を開花したし、それでも生前は認めてもらわれへんかった。
アートというのは、そういうモンなんかも。
てなことを考えながら、「もうお風呂入って寝る」と言うたとこで、「ラビアンローズ」の歌声が…。
「セリーヌ・ディオンや!」
セリーヌが、それまでのすべてを全部チャラにした。
パリ五輪の9回裏逆転ホームラン。
魂の限りを絞り出して熱唱する歌声に、鳥肌が腕中で飛び上がった。
悲壮と決意の入り混じった表情に、畏怖さえ覚えるほど。
難病と闘いながら、まだあんな迫力のパフォーマンスができるセリーヌは、ディーバ中のディーバ。
あまりに感動して、オバハンはうるうるした。
The performance of the lifetime.
いつの日か遠い将来、セリーヌを思い出す時にラストシーンを飾るのが、あのパーフォーマンスであるのは間違いない。
セリーヌはケベック出身やからフランス語が母国語やけど、フランス語で歌ってるのは初めて。それもなんか新鮮やった。
スティフパーソン症候群というのは完治せえへんらしいけど、どうか幸せな日々を過ごせますように、と祈らずにはいられない。
早速、柔道で角田夏実選手が金獲得!
次のお休みは、1日中オリンピックを観て過ごすぞ。
今日のランチ。
このチキンライススープ。
おじやみたいでエエ味しててんけど、ちょっと塩辛かったんがオシイ。
ご馳走様でした。
#InThisTogether
#AloneTogether
#CelineDion
ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
皆んなでお互いを思いやり、助け合い、励まし合ったら乗り切れるから。
今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。
食いしん坊親子の旅NYCスイーツ編
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