職場の人間関係シリーズ

頑固でモラ気味な上司Yと私の噛み合わない日常を書いたものです。


私は上司Yの、他人の不幸を喜ぶところがずっと引っかかっている。誰でもそんな時はあると思うがYは顔と声に出てしまっている。相手がお客さんでもというのがもう信じられない。

他人の不幸は蜜の味とは言うものの、それは自分のためにも相手のためにも表に出すのは何となく憚られるものなんじゃないかな。

あるお客さんの住所が変わった事に気づいたYがお客さんに訊ねたところ、別居中とのこと。

だいたいここで「しまった!」みたいな気持ちになるのが普通だと思うのだが「あら笑、大変ですねー笑」と笑ってしまうのがある意味正直なY。

それが幸せな別居だとしても、嬉しそうにするのはどうなのかと。よく利用してくれるお客さんだがイジるとかそういう関係ではもちろん無い。

私に対しても何に対しても自分以外が幸せで楽しい思いをする明るい話は嫌いらしく、必ずバッドエンドに持っていく。

反対に、誰かや世間が困っていたり上手くいかない話を聞く時は嬉しそうで満足気なY。

こういう人とは境界線を強めに引かないと楽しむことをしづらくなったり罪悪感を持つようになってしまう。

こういう人はそうしてしまう事情があるんじゃないかなんて同情して遠慮する必要はない。実は彼らは自分のことはちゃっかり満たしていて、それでもなお他人が不幸でなければ満足しないのだ。

足を引っ張られてはいけない。