親子関係シリーズ

実母に疲れることに罪悪感を抱きながらも素直に感謝できないのは何故か。未だに反発心がありながらも生きているうちに素直にならなければ後悔するのではという葛藤について。


ガールスカウトで私以外はみんな良い子だった。勉強とスポーツができて性格も良くて人懐っこい。ちょっとやんちゃな子もいたけど要領が良くて好かれていた。みんな自然に自己主張していた。


私は家や学校では地味だが自分で満足していた。


なぜかガールスカウトにいるような子たちのように振る舞うことは、私には気持ち悪くて吐き気がした。


母はそんな子たちが好きだったようで特定の子とよく比較された。別にそれでいいから私はとにかく辞めたかった。


しかし辞めさせてもらえず、私は悪態をつくようになった。


目上の人から挨拶されても無視。ガールスカウトがある日は風呂場に立てこもり時間が過ぎるのを待つなど。親がリーダーなのでとことん恥をかかせた。


もう来るなと言われるのを待っていた。


結局、高校に入って時間がなくなった事でようやく解放された。


私がなぜ反発したかというと、今思えば自己主張を許されてきた子たちが外でも伸び伸びと振る舞い大人たちに好かれているのに、言う事を聞くのが良い子と教えられてきた私は集団内で主張できず、好かれることもなく、母も主張するタイプの子を可愛がりだし比較してくるようになったからだろう。


まだ学校には友達がいて、親にもこの集団にも縋る気がなかったのが救いだった。


なぜか分からないが私には本当に合わなかった。


聞くところによると、そこにいた子たちはいろんな分野で活躍している。