親子関係シリーズ
実母に疲れることに罪悪感を抱きながらも素直に感謝できないのは何故か。未だに反発心がありながらも生きているうちに素直にならなければ後悔するのではという葛藤について。
小学生だったある日、私はガールスカウトに入れられてしまう。なんと母も一緒だった。
母は保育士だったので、リーダーと呼ばれる指導員として入団した。
いろんな学年の子たちがいて、私以外全員明るくて快活で人懐っこく、学校の成績も良くて何かに秀でている子だった。そして性格も良かった。
それはもう、とんでもなく居心地が悪かった。
明るい子たちの中に入れられたその頃の私は、不安が強く根暗で引っ込み思案だった。学校では唯一心を開いていた友達と二人で仲良くしていた。
ガールスカウトの中では、何も言われないが常に周りを見てどんどん自信がなくなっていき、イベントがあっても楽しさを見いだせなかった。
大人のリーダーたちも快活な子たちに教える方が明らかに楽しそうだった。
その中に馴染みたいのではなく、とにかく辞めたかったのだが、もちろん許されなかった。