仮面夫婦シリーズ


​過去に夫にされた事が忘れられないまま結婚生活を続けた私の末路。そしてその途中にあった印象深い出来事などを書いたものです。


発達障害のうちの子は理解力が低く耳からの情報より目からの情報もあると理解しやすい。興味のある話題に置き換えたりして説明すれば、理解も納得もしてくれる。納得いかないととことん反発する。



それに対する夫のやり方は


とにかく待たない。面倒臭いから痛めつけてでも早く終わらせろ。


相手の理解度を確かめずに進めて、出来ないと人格否定、暴力などの罰を与える。


その罰に納得いかない子が反発すると


夫は更に激昂し執拗に人格否定をしながら詰める。


私や周りが止めに入ると


そんな事やってるからコイツはいつまで経ってもダメなんだ。

そんなのはバカのやることだぞ。


これを繰り返す夫に呆れる事しかできなかった。





私は子の特性の衝動性を心配している。なぜならカッとなった時に実際に行動に移しかねないからだ。


それは他害かもしれないし、自分の命を絶とうとするかもしれないという事。


夫はそこをまるで理解していない。というか理解しようともしない。挙句、


「どうせお前はバカだからなー!」

「どうせやらねーんだろ?バカだから」

「迷惑ばっかかけやがって」


と言う言葉を子にかけ続ける。


衝動性が強く出た時に夫に植え付けられた言葉が背中を押しそうで、私は心配なのだ。


実際、子が衝動的に自分の命を投げ捨てるかのような行動をした事があるのでそういう事が現実にならないようにと神経がすり減る。


マイナスをやっとゼロにした所に夫がハンマーで潰しに来る。虐待行為を正義だと思っていて、「そうさせたお前が悪い」という思考の夫との子育てはやがて私の精神も蝕んだ。