仮面夫婦シリーズ


​過去に夫にされた事が忘れられないまま結婚生活を続けた私の末路。そしてその途中にあった印象深い出来事などを書いたものです。


ある日、上の子が心身の体調を崩してしまった。その事を夫に話すと返ってきたのは


「〇〇まで偏屈になりやがって。」


と言う言葉だった。信じられなかった。


夫は子の心配をする事も話をしようとする事も無くただ迷惑そうにした。


いつもなら我慢に走る私だったが無理だった。


気づくと母親に電話していた。



繋がった瞬間泣きながら

「もう無理」
「家も車もいらないから子供連れて別れたい」

と言った。

その後をよく覚えていないが、初めて母親を心から頼った気がした。そして後日父が家に来ることになった。