紗季さん大変なことに。


■水曜日の夜。
夜中に9度の熱が出て夜泣き。

■木曜日の午前中
かかりつけの小児科へ。
下痢が続いていることと、発熱などの症状から、「お腹の風邪」と診断。
薬をもらう。

■木曜日の午後
ゆもろぐ2011
くったりさん
機嫌悪し。
でもまぁまぁミルクは飲める。

ゆもろぐ2011
しかし立ち上がる元気無し。
リュウちゃんコジコジ。

そのうちにお腹のあたりにブツブツが出だし、夜になると全身に広がった。
ブツブツが出来すぎて行き場を失い、くっついて一面湿疹に。
BCGの痕も明らかにおかしいことに気づく。
それぞれの穴が腫れて、変色。周りの色もおかしい。
更に、目が異様に充血。

ミルクは飲めているし、湿疹と充血以外は大丈夫だったので、
救急に行くまでも無いと判断して湿疹の写真だけ撮って就寝。

やっぱりグズグズして夜泣き。
高熱続く。

■金曜日の午前中
ミルクをほとんど飲まない。機嫌が悪い。
湿疹は更に広がり、ほっぺは真っ赤。目も真っ赤。
相変わらずの高熱。
風疹かな?と思ったけれど不安。

■金曜日の午後
再び病院へ。
抗生剤を飲んでいるのに熱が下がらないことに先生首をかしげる。
全身の湿疹を確認。
先生の様子がちょっと変わる。

ゆ「BCGの痕も変なんです」

と見せると、先生すぐに聴診器をはずして一言

先生「お母さんコレね、入院治療が必要かも。川崎病の疑いあり

ゆ「かわさき・・・・?」


川崎病とは------------------------------------------------
おもに乳幼児にかかる急性熱性発疹性疾患。小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群。
川崎さんという勉強熱心な人が発見したからこの名前。
全身の血管壁に炎症を起こすとか。
冠動脈瘤などの後遺症を残す可能性あり。
伝染病では無いが原因不明。
治療法は確立されている。
症状でしか診断が出来ない。
6つの症状のうち、5つ以上で確定。(それより少ない場合もあり)
BCGんとこが腫れるというのも特徴の一つ。
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先生「うん。あのね、云々かんぬん(説明)。なので、入院施設のある大きい病院で診てもらった方がいいわ。紹介状書くね。電話しとくから。今からすぐ行って。明日から休みだから今日診てもらったほうがいい」

ゆ「・・・・・・・・・・・ふぇい・・・・・・・・・」


この時点でゆもみ母さんかなりポニック。
川崎病って何?どっかの公害?入院?難病なの?仕事どーすんの?
っつか鼻かみすぎて耳遠くなってるのに、この動揺プラス難聴でたくさん説明聞けるか?
夜泣きで昨日ほとんど寝てないから思考能力低下してるんだけど説明理解できるか?
そもそも、元々の脳のポテンシャルが低いからたくさん説明されると頭に入んないんですけど?
もう帰らないと珠羽のお迎えの時間なんですけど?
紹介してくれる病院の場所さっぱりなんですけど?
メガネ持ってきて無いから知らない道怖いんいですけど?
小西ですけど?

っていう心配が一気に押し寄せてきて、かなり変な顔をしていたらしく、
いつも後ろにいる女医さんだか看護師さんだかが心配して
待合室まで様子を見に来てくれた。

女医さん「お母さん大丈夫?まだ確定したわけじゃないし、きちんと治療すれば大丈夫だから。ね?そんな深刻にならないで。」

ゆ「だだだだだだいじょうぶれす」



珠羽は保育園で時間延長してみてもらうことにして、
紹介状を握り締めて、なんか大きな病院へ。

土壇場・正念場にとことん弱い母さん露呈。

病院の敷地がでかすぎて入り口がわからず、迷いに迷って
なんか入り口からすごい遠くに停めちゃって到着。
時期的に乳児に浴びせるには危険な雨が降っていたので、
傘で必死に守りながら腕の神経無くなりながら歩く。

広い病院内を受付関係で何度も往復しながら(階段)、
ようやく診てもらえた。
若い男の先生。
紹介状に書いてあった名前と違うネーム付けてたんですけど・・・・・。

いくつか症状を確認。
なんか口に突っ込んで検査。

先生「えーっと、川崎病の場合はですね、入院治療が必要となります。えーっと・・・・・」

看護師さん「先生、もう出ました」

先生「え?ああ、出ちゃったねぇ・・・・・ぷぷーっ」

看護師さん「ふふっ」

ゆ「???????????????????????」

先生「お母さん、えっと、アデノウイルスですね。」

ゆ「(ここにきて新キャラ・・・・・) あでの・・・・?」

先生「はい。アデノウイルスの症状は、川崎病と似てるんです。なので一応検査したんですがーえー、川崎病の症状も、今のところ2つしかあてはまりませんし、恐らくアデノウイルスだと思います。いるのは確実です。出ましたし」

ゆ「はぁ・・・・」

先生「えーっと・・・・ふふっ・・・どうしようかなーふふっ」

一同「くすくす」

ゆ「・・・・・・・・・・・・・・・・」







もう怒ってもいい?





先生「アデノウイルスは時間はかかりますが治ります。治療薬は無いので対処療法になります。なのでそう心配はいりません。水分だけ気をつけていれば。で、症状が似ていることから、川崎病と併発していても今のところ判断つかないので、心配なら入院して様子見てもいいですよ。」

ゆ「いいです・・・・。他の疑わしい症状が出たらまた来ます」

先生「はい。土日ですが当直がいますのでね。何かあったら来てください」


要するに

「川崎様がおいでになるぞ!」

「ははー!」

「ちぇっ!アデノかよっ」

ということなのか?なんであんなに笑われなきゃならなかったんだろう・・・・。


かかりつけの先生は「最悪の場合」を想定して紹介をしてくれた。
何故ならば、症状の一つである「5日以上の発熱」が、5日目が日曜日になってしまう為、
日曜の段階で慌てて当直か救急に行くよりは、
最初から入院設備のある病院で診てもらい、色々把握しておいてもらって、
確定後すぐに治療にうつれるようにしておいた方がいいから。

アデノウイルスっていう、かつらみたいな名前のウイルスも怖いけど、
とりあえず先生の考える最悪のパターンでなくて良かった。
入院じゃなくて良かった!




ゆもろぐ2011
川崎改めあでの紗季です。