これ、えーっと、データカードダス?
100円を入れると、カードが1枚出てくる。
カードには服などのファッションアイテムが描かれており、
バーコードでそれらを読み取り、ゲーム機の中で踊るプリキュア達を着せ替え出来る。
このカードをコンプリートさせる事で膨大な利益がも・・・コホン。
ゲームの内容は、好きなキャラ、音楽を選び、音楽に合わせてボタンを押すだけ。
たいこの達人の簡単バージョン。
珠羽がまだ0歳の頃、これ系のゲーム機を楽しむ子供と、
その後ろでカードケースを持って子供にカードを渡している親を見て、
ああはなるまいと心に誓った。
誤魔化し誤魔化ししながら、
「あれでは遊べないんだよ」
と洗脳してきた。
しかしそれを知らなかった旦那が・・・・
ある日ついにプレイさせてしまった。
禁断の扉は開かれ、小さいから遊べないが通じなくなり、故障中で無いことがバレた。
:.。..。.:*・゜(n‘ ◆‘)η°・*:.。..。.
あの日の誓いはもろくも崩れ去り、
「珠羽が喜ぶ」事が何より大好きな私を襲うカード市場。
しゅ「あのね、しゅうね、ぷりきゅわのあの、ゲームしたいなー。お父さんとやったやつ」
ゆ「・・・・で・・・でもカード持ってないし、お母さんやり方わかんない」
しゅ「カードは出てくるんや。ほんで踊るんや。しゅう知っとる」
ゆ「・・・・ちゃんと晩御飯全部食べる?一回だけだよ?」
しゅ「うん!!!」
未知の機械の前で動揺するアラサー母さん。
人気があるので、他の子供らや親が並んでいて、後ろで見ている。
出てきたカードを見ると、あるはずのアイテムが描かれていなくて、
変身後のプリキュアのなんだかキラキラしたカードだった。
ゆ「なんだこれ・・・・服は?」
とりあえず読み込ませてみようとスキャンすると、キラリーンと音はするけれど、
待機しているつぼみちゃんの服装が一向に変わらない。
ゆ「な・・・なんで着替えないの・・・・?感度悪いのか?」
なんかエリカがパワーをどうのこうの言っている。
何度読み込ませても一緒だった。
そのまま時間切れでゲームが強制的に始まってしまった。
左の子が珠羽のキャラ。
ゆ「肌着みたいなの着て踊っとる・・・・・」
後ろで見ているこ慣れたお友達はなんて思っていただろう・・・・
珠羽は満足そうだった。
で、このカードは必殺技カードらしくて、ゲームが少し簡単になるのだとか。
カードは何枚でも読み込ませることが出来るので、
一式コーディネート+必殺技カード。でもいいのだとか?
その日の夜、カードのセットとカードケースをヤフオクで物色する自分がいた。
でも絶対買わない・・・そこだけは超えたらいけない気がする。
私のようにプチ浪費家で子供が趣味で、
「そこまで高くないし・・・」
と何度もやらせてしまったりコンプリートしてしまったりする親が
いいカモなんだろうな・・・・。
ものすご儲かると言われているカード市場。
相手は子供。なのに何故?
そのワケを身をもって知ることとなった。