夏といえばタオルケット。
このタオルケットというものは、たまに糸くずが出ていて、
引っ張るとどこまでも出てきちゃったりする。

最近の珠羽の寝かしつけは、寝不足の私が先に数秒で撃沈。
寝かしつけられているわけだけれども、
私が寝てしまえばしめたもので、どうやら好き勝手して遊んでいるようだ。

最近のブームは多分、このタオルケットの糸くずをどこまでも引っ張ること。
私が起きていると怒られるので、寝ている横でコッソリずりずり。



今日もズリズリしていたと思われ。
すると突然「ふぇっ」という泣き声が。
目を覚まして珠羽を見ると、半泣きで右の鼻の穴に指を突っ込んでいる。

ゆ「・・・・・何してんの・・・・」

しゅ「入っちゃった・・・・・」

ゆ「???ちょっと、鼻の穴ほじっちゃいかん」

しゅ「違う・・・入っちゃった・・・・うぇぇぇ」

ゆ「・・・・・・な・・・・何が・・・・・」

しゅ「これ」

と、タオルケットを指さす。

ゆ「糸くず入れたの!?」

しゅ「うん・・・・取って・・・・うぇえええええ!!!」

ゆ「ば・・・・・」


か_| ̄|○


脳裏に蘇る過去の記憶。
彼女は2歳の時にナットを鼻の穴に突っ込むという快挙を成し遂げてくれた。
人って変わらないのか・・・・・

まぁ糸くずぐらいならと少し油断はしていたけれど、
本人は切羽詰って泣いている。

しゅ「取ってぇぇぇぇぇぇぇ」

痛いんだろう。
鼻の穴をライトで照らし、鼻用ピンセットでモゾモゾ。
かなり奥の方に糸が数ミリ見えた。
それから予想する分には、せいぜい10センチぐらいかなと。


ズリズリ・・・・・・・にゅるん




●~



ゆ「・・・・・・・・・・・なんで・・・・・・・・・・」


数ミリの糸に引っ張られてきたのは、珠羽の鼻の穴を少し上回るぐらいの大きな大きな糸の塊。
僅かな鼻血と大量の鼻水と共に。


ゆ「こ・・・これをコジコジコジコジコジって入れたの!?」

しゅ「こくり」

ゆ「なんで・・・・・・・・・・」



「なんでこんなことしたの」なんて質問は、
コレを鼻の穴に入れたこと以上に意味をなさない。
まともな答えなど返ってくるはずがない。
なんとなくやってみたかったんだろう。

2年前、耳鼻科で先生に言われた言葉が頭をよぎる。

「鼻に入れる子はね、何度でも入れるので、気を付けてくださいね。」

(  ´ー`)気を付けてくださいね気を付けてくださいね気をつけ・・・・・・




さすがに懇々と叱るも、情けなくて笑えてきた。


「鼻の穴に物入れちゃいかんっ」



コジコジっていたよね
どんな叱り文句だよ