小学生では、ギフティッドの授業では色々なプレゼンテーションや、
ハンズオンで作ったりをしているわりに、
成績表は、授業態度での評価のみ、常にconstantlyに頑張っているか、oftenか。
というくらいで、日本の三段階より分かりにくい評価です。
しかも小学生までは、完全に授業とは別のカリキュラムでしたが、中学からは
ギフティッドの授業は、social studiesとscienceに反映されるのです。
社会と理科が、普通の生徒とギフティッドの生徒は別に行われ、より深く考察する
ような取り組みと課題がだされるということになっています。
うちの学区では、数学と英語に関しては、ギフティッドとは全く別と考えられていて
頭の良さではなく、creativityを鍛える。創造力が最も重要なテーマだと言われます。
それが、社会理科に繋がると言われても、ふーんという感じですが。
小学生のギフティッドのペアレンツミーティングの抜粋
□Advanced Research
Creative Problem Solving
Higher Order and Critical Thinking
Advanced Communication
が4つのギフティッドの基本スキルだそうです。
授業の最初は必ずbrainteasersから始まるので、頭脳クイズみたいなのが
得意になります。
私は、この丸一日自由にプロジェクトに取り組むのがとても素晴らしいと
思っていました。
やはり日本は子供達自身に自由に考えさせる機会を与えないんです。
知識を詰め込む授業が多すぎます。
これだけAIが普及して、知識を人にインプットしてもAIには勝てないんです。
結局、AIができない人間にしかできない発想と創造、とても理に適っていると
思うのです。ですがギフティッドにしか与えられない。。。
上の子は、ギフティッドに招待もされませんでした。
ですから、音楽で生きて正解だったかなぁ。と思います。
音楽も自分の世界をしっかり持てばいいんじゃないかと思うからですね。
人がなんと言おうと、自分が好きな音楽を奏でる、誰にも奪われない世界が
持てる分野だと思います。
前のブログに書いた通り、毎年誰か招待して70%以上で合格なので、
それなりに人数はいます。学年の3割か4割が入っています。
アメリカは学校ランキングというものが存在するので、先生たちも必死で
稼ごうとするのです。(授業中に、ギフティッドのスクリーニングテストの
練習があったと息子が言ってました)
先日、ミドルスクールの息子のカリキュラムが出ました。
サイエンスもソーシャルスタディも両方ギフティッドに選ばれていました。
ギフティッドの成績がよくないと、一教科のみのギフティッドになるそうです。
半年で現地校の授業に追いつき、二教科とも選んでいただきありがたいです。
ミドルスクールのギフティッドは授業なので、テストもあり、宿題もあります。
やっていけるんでしょうか。。。
成績が70点代で経過観察に入り成績が低いとギフティッドから出されます。
案外シビアなアメリカのミドルスクールですね。
英語と数学は、普通に勉強で頑張って、社会理科は、ギフティッドで頑張る
そして、全てトップクラスの単位を取るのがレベルの高い大学への
近道なのです。
小学生から大学進学への準備が始まっているのもアメリカ式の大学受験の
特徴かもしれないですね。