うちの学区は、州の中では10位~20位に入る高校が沢山あるので、

わりと力が入った学区です。

地元大学はアメリカ内では20~30位くらいのランクになっているようです。

学校は、小学校でも20人くらいが6クラスほどで一学年120人、学校全体では

750人ほどでしょうか。

ミドルスクールは25人が10クラス以上で学校全体で800人以上います。

この学区では、大抵の学校でギフティッドクラスと、英語と算数に関しては飛び級

のクラスが設けられています。

その基準は、英語と算数はIreadyというアプリテストでクラス分けされます。

英語は、LanguageArtと呼ばれる文法やwritingのものとreadingと分かれています。

学期末に、評価テストがあり、スコアが満たされると上に上がれるのです。

ギフティッドに関しては、まずスクリーニング検査を受けますか?という

招待状がきます。

この招待状は、学校の先生たちから選ばれる場合と教育委員会のようなところから

郵送でくる場合があります。教育委員会からくるものは、一律テストで高スコアを

出した場合に置きます。(真ん中の子は、ESOLでしたが、算数の高スコアで

教育委員会からの推薦でした)

この招待状がきてから、スクリーニングテストを受けます。この学区では

Cognitive Abilities Test (CogAT)認知能力テスト

Naglieri Nonverbal Ability Test (NNAT)問題解決力

Torrance Test of Creative Thinking (TTCT)創造力

Gifted Rating Scales-Motivation (GRS-M)モチベーション

の4つの項目のテストが行われ、この中の3項目以上が全米上位29%以上で

合格です。

私の周りではアメリカンの5人に3人くらいが一度は落ちています。

認知テストとモチベーションは大丈夫でも、問題解決と創造力を落とすらしいです。

一度落ちると18カ月招待されません。

息子は全ての項目が10%以内でしたが、真ん中は一項目落としています。が

一発で受かりました。

ギフティッドの中でも合格時のスコアでクラス分けがされているようでした。

招待は算数ができる生徒は招待されやすいので、日本人の子は英語がある程度できる

ようになると普通、招待はされます。一度で受からない子が多い印象です。

5年生のころには、うちの学校では日本人の子はみんなギフティッドでした。

別の学区は、スクリーニングも緩いので、ちょっと算数ができるとギフティッドだと

いう話も聞きますので、学校によって授業も評価も違いますね。

審査が緩い学校は、カリキュラムも微妙な感じがしましたが、公立なので!

 

うちの学区の場合は、小学生はギフティッドは完全な持ち出し授業で、丸一日、

別のカリキュラムの授業を週一行います。その間通常授業はあるので、

自力で翌日に追いつく必要があります。

各学年ごとに、テーマがあり、息子は前期はmedicalで、後期は、aviationでした。

プロジェクト形式で、作ったりリサーチしたりを何時間もかけて、考えて発表

したり、という感じでテストらしいテストはありません。

なのに、来年度のカリキュラムでは評価されるのです。。。続きます。