まだアメリカでの後期が始まったばかりだというのに8月からの次年度の案内が

ひっきりなしにきます。うちは、三兄弟、次ミドルスクールと次ハイスクールに

入る二人がいる上に、一番上は、次ジュニアと呼ばれる最終学年の前の年。

ジュニアからは卒業する生徒も出るので、とにかく何の授業ととるのか。とか

何単位とるのか。大学へアプライするには、海外からの生徒は戦略が必要なので...

ペアレンツミーティングが先週もあり、来週は上のコースの説明会があり、

次女の高校進学説明会があり、息子のコース申請。という感じで。

英語のできない親には過酷な仕事です。

 

アメリカは小学校からテストで評価されて科目ごとに飛び級することも認めてい

ます、ただバラバラは難しいので、半年スキップと一年スキップが基本です。

稀に、二学年スキップとかの秀でた生徒はいます。アプリ方式のテスト(iready)

で評価されるのが一般的なようです。

約三カ月ごとないし、学期ごとに評価されます。低学年から上がっていると、維持

するだけですが、高学年からスキップに入ろうとする方が難しいとされます。

8th(中二)にもなると12年生とか11年生のをやっているとかいう生徒が

それなりにいるようです。というか8thで8thをやっている生徒は実は

落ちこぼれで、一学年スキップが基本なのです。日本でいえば、オンレベルと

呼ばれる学年相当というのは、40点取れる人の集まり、

70点の人が一学年スキップ、95点とかとれる少数はさらに上をやっていいよ。

的なイメージです。

だから、二学年とか言っても日本で言えば塾の授業についていけているって雰囲気

だと思います。

実際に息子の友達の二学年スキップしている子が遊びにきて、息子のオンラインで

やっている受験用算数のテキストみて、難しいねって言ってたそうです。

日本の受験用塾のテキストに触れることは、日本では全くないほど受験とは無縁で

生きていましたが。

アメリカでオンラインで日本の算数をやらせないと。。。となった時に、息子の場合

英語が抜群にできたので、「受験すべきですよ」というアドバイスのままに、

受験コース算数に入会したのはいいですが。公立の授業しか知らなかった息子には

難しすぎて親子でびっくり。

で、最近気づいたのですが、日本の文部科学省が飛び級を認めないせいで、

結局できる子は、塾で飛び級のような授業を受けているだけで、さほど意味がない

んではないか。という事実に。

飛びぬけた子供が社会で活躍する時期を遅らせる制度にしかなっていないような気

がします。学びたい子は、結局外で学んでるじゃん。という、

難しいことをもっと学びたい子に自由に学ぶ機会を与えるような仕組みを

公立校に設けることの方が良い気がしますけどね。

 

こちらの高校では、ジュニアやシニアではカレッジの単位になるAPコースなるものや

実際カレッジに通って単位をとることもできます。

これらのメリットは大学の期間を短くしたりできるので、大学の費用が減らせます。

もしくは早く大学を卒業すれば、別のコースを更に専攻することもできるので、

さらに、選択肢が広がるようです。

高校は通って、オンラインで更に別のコースをとるdualという方法など、

自分の将来にあった修学を公立高校でも色々な幅の選択肢があるようです。

まあ、逆にありすぎて何にしていいか外人の私達にはわからないのですが。

ギフティッドコースにいた生徒は、優先的にインターシップに高校から出ることも

できるそうで、医療の道ならメディカル系など、将来を見据えた仕組みがある。

日本の高校生と言えば、ただただセンター試験や二次試験のために、将来なんかより

目先のテストの詰め込み勉強にいっぱいなイメージです。

それが益々視野を狭くしているし、社会活動から遠ざけてしまうのでは。と。

日本の公立学校の場合、義務教育時代は、本当にできる子にとっては、なかなか

大変ですよね。

私でさえ、算数の時間は何度も同じ説明やるので鬱陶しかったという

記憶があります。

オンラインクラスを作って、少なくとも国語と算数は好きな進度で学べるクラスを

作るこれくらいは、近い将来すべきだと思いますよね。

どんなに、ダイバーシティだ、と唱えても将来を作る基盤になる義務教育の仕組みが

全く近代に合っていないのに、ダイバーシティ構想にあった人材が大量には

育たないのは当たり前でしょう、だって教育がガッチガチで他の方法も答えも

認めないんですから。

海外留学を増やすという話が記事に出ていましたが、で、結局外国頼りかよ!!

と突っ込まざるおえないですよね~