<SKYの家族>

 

長男:ASD 多動性障害

   支援学校高等部1年

 

二男:ASD 情緒障害 書字障害

   地元の中学1年 一般級

 

長女:定型発達 

   地元の小学校3年

 

私:3人のシングルマザー 40代

 

 

じぃじの最後の願い

 

翌日(入院4日目)の朝、主治医の診察があり、じぃじ(私の父)の希望で2人だけで話をした。

 

じぃじは主治医にA4用紙を見せ、思い伝えた。

おじいちゃん「私は自宅へ帰りたい。私の思いを尊重して欲しい。」

 

病院「今の状態で移動するのは、とても危険です。車いすに乗ると呼吸も出来なくなってしまう。ここにいるのが最善です。」

 

じぃじはA4用紙を胸に抱えたまま、目を閉じていた。

 

病室を出て来た主治医は一晩中付き添った姉に、

病院終末期せん妄の症状も出ていて、本人も混乱している。呼吸も少し苦しそうなので、今日の午前中から、モルヒネを少量から点滴していきましょう」と言った。

 

私は、この日の夕方に面会に行ったが、もうモルヒネが効き始めていて、ほとんど意識がなかった。。。。

もう少し早く面会に行く事も出来たが、前日のせん妄状態のじぃじの姿を見るのが辛くて、夕方になってしまった。

 

演歌が聞きたいと前日言っていたので、この日の面会は演歌を沢山聞かせてあげた。

反応はほとんどなかったが、最近、好きだった演歌歌手(三山ひろし)の曲をかけると手を上にあげて、目も見開いて反応してくれた。

 

昨日は振り払われた手だったが、ベットの柵を握っていたじぃじの手を今日はずっと触る事が出来た。

 

この時のじぃじは、私の事わかっていたのだろうか。。。

声は聞こえていたのだろうか。。。

 

前日、意識がはっきりしている時は、病室の電気がまぶしいと言っていたので、今日も電気をつけず、薄暗い中の面会だった。

 

この日の夜、じぃじは1人で過ごした。

 

これが最後だった。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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